風邪について

 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、荒い呼吸が症状

 原因は寒さ、冷たいすきま風や高湿度、移動中のストレスが考えられます。

 通常は数日でよくなります。体の弱っている場合やベビーの場合、進行が早く肺炎になってしまうこともあります。肺炎を併発するとほぼ確実に死んでしまいます。肺炎になる前に治療をすれば治ります。この場合、薬の選定を慎重に行う必要があります(抗生剤についてを参照)。チンチラを診療してもらえる獣医さんをみつけておきましょう。動物用風邪緩和剤「ベトレックス」や栄養補助「チンチラビタミン」なども補助的に役に立ちます。早期治療にこころがけてください。

 すきま風のはいる場所や湿度の高い場所にケージを置かないようにしましょう。快適な温度や湿度を維持し、ストレスを与えないかぎり、風邪をひくことはめったにありませんので、予防が大切です。

 パスツレラという細菌が原因で、くしゃみや鼻水の症状を出すことがあります。ひどくなると結膜炎や中耳炎、肺炎を併発することもあり、死亡率の高い病気です。感染力が強く隔離治療が必要です。うさぎがよくこの細菌をもっているため安易な接触は控えましょう。抗生物質がよく効きます。湿度が高いとかかりやすいので日頃から除湿に気を配りましょう。

結局。チンチラが「寒さに強い」というのは神話に近い俗信です。体が冷えると風邪をひきます。人間とほぼ同じように、同じ条件で風邪をひきます。寒い部屋に足り、隙間風が吹いたりして、もし体を温めるシェルター、ヒーター、一緒におしくら饅頭の出来るたくさんの仲間がいなければ、体温が下がり、風邪をひきます。又、常時そう言った寒い条件で飼うと、ストレスになり、体が弱り、風邪をひきやすくなったり、他の病気に掛かりやすくなったりします。 風邪をひいてしまいますと、病状が簡単に肺炎に進みます。肺炎になると、予後が悪く、殆ど死んでしまいます。 肺炎になっていない風邪なら、人間と同様の治療で直る可能性は大きい。症状によって、抗生剤、消炎剤、抗ヒスタミン剤などを使います。犬猫と同じ薬が効きますが、経口の抗生剤は胃腸の消化菌を殺すので注射のみが有効。ですから一般の飼い主なら、これらの薬を扱えないので、チンチラを診てくれる獣医を前もって探しておく必要があります。 チンチラはそう簡単には風邪をひきません。注意して飼えば、一生ひかないで済みます。私の経験にもとずいて言えば、部屋の快適温度は18ー22度Cです。一時的にこれより少し高くなったり低くなったりしてもあまり害はないでしょうが、下がる場合、チンチラが自由に利用できる暖かいシェルター、パネルヒーターが必要です。隙間風も極力避ける必要があります。 とにかく、治療より予防が正解ですね。

ゴリス博士のアドバイスより

BACK