チンチラはうさぎやモルモットと同じで嘔吐することができません。食道窒息の事故はよくおきます。干しブドウ、果物、ナッツなどを頻繁に与えられているチンチラにおこりやすいです。呼吸困難やむかつき、食欲不振の症状を出す場合もあります。おやつ類は控えめにすることが大切です。ひまわりの種やピーナッツを主食にすることはとんでもないことです。
しゃっくりは、えさの問題、飲み水の問題、敷き材のアレルギーであったりしますが、呼吸器症状の場合もあるので続くようなら注意が必要です。胸部レントゲン・エコー検査要しますが、肺炎、漏斗胸、肺水腫の鑑別診断が要ります。これはチンチラにおいて特に重要です。
鼓張症は、腹部が膨張して身動きすることができずに呼吸困難になる病気です。クローバーを多く含む乾草を食べた場合、ブロッコリーを食べた場合、エサを急激に変化させた場合、野菜・果物・イモ類などを中心とした食事を与えた場合、狭いカゴに入れられ運動不足になった場合、歯疾患(伸びすぎ)の場合等にみられます。抗生剤投与の副作用として鼓張症がおきることがありますので、抗生剤投与は乳酸菌を同時に与えなければいけません。他には毛玉が胃腸に溜まった場合、異物の飲み込みによる閉塞、細菌感染症、が原因の場合もまれにあります。繊維質のある適切な食生活を心がけ、適度な運動でお腹にガスがたまらないよう心がける必要があります。鼓張症になった場合は投薬(ラックビーやビヒラクチン)や胃カテーテルを使って胃の減圧を行う処置をする必要があります。その後、チモシー干し草をメインにした食事で体質改善をしていきます。回し車による適度な運動や活性乳酸菌は鼓膨症の予防になります。乳酸菌はガス発生させる菌と拮抗します。鼓膨症のチンチラに抗生物質を与えてはいけません。症状をより悪くしてしまいます。鼓張症は便秘や下痢の症状を併発することも多 いです。適切な処置を早期におこなうことが肝心です。

鼓張症でお腹にガスがたまった状態