[フェレット:一般的な医療状況]
伝染病
- ジステンパー
- インフルエンザ(人間)
- 人畜伝染病
- 症状は呼吸器系にでる場合がほとんど
- 治療:補助的なケア
- アリューシャン病(パルボウィルス性)
- 無症候性の保菌者
- 慢性ウィルス性の病気。抗原抗体複合体の沈着についで炎症を伴う。
- Clostridium botulinum (クロストリジウム属、ボツリヌス菌)
- 結核 (M.avium, M.tuberculosis, M.bovis)
- 胃潰瘍 Helicobacer mastelae
- 吐き気、嘔吐、黒色便
- 抗生物質の併用
- a.Metronidazole + Ammoxicillin
b.Clarithromcyin + Ammoxicillin
- (注意)特に若いフェレットでは、胃腸の異物との見分けが必要。
- 動物間粘膜性腸炎(ECE)、通称(the Greenies)
- ウィルス性と推測される
- 初期の嘔吐、緑色の水のような下痢
- 長期にわたる断続性の下痢と体重の減少
- 補助的なケアを数か月必要とする場合もある
- 短い潜伏期間、高い発病率
腫瘍性の病状
- リンパ肉腫
- ウィルス性の病因が推測されるが、未確認
- 腫瘍が初期の段階では激症で、予後は重傷
- 腫瘍が成熟段階では潜行性で、難治。
- 診断(以下のいずれも腫瘍の可能性が高い)
- a.リンパ球の増加(絶対数3500以上あるいは45%以上)
b.縦隔前方の腫瘍
c.リンパ節症
d.巨脾症
e.皮膚の腫瘍
- インスリノーマおよびβ細胞アデノーマ
- フェレットでは最も一般的な内分泌腺の腫瘍
- 雌雄ともに、3歳以上に通常みられる
- 副腎腫瘍と通常、併発する。
- 進行は遅く、患者に自覚はない。
- 症状
- a.断続的な倦怠、あるいは睡眠が深くなる。
b.ぼんやり、あるいは宙を見つめる。
c.自然におさまる後肢の麻痺(椎間板や外傷と誤診しないように)
d.くちもとを前肢でかきむしる および/あるいは唾液分泌(吐き気)
e.巨脾症
f.半無意識あるいは発作
g.昏睡あるいは死亡
- 診断
- a.空腹時(4時間)の血糖値 65mg/dl 以下
b.空腹時のインシュリン値 201U/l 以下
- 治療
- a.手術で全部切除するか一部切除
b.プレドニゾロンの経口投与 0.25-1.0mg/kg q 24時間
c.プログりセム(diazoxide)10mg/kg q 12時間
d.高タンパクの食事を頻繁に与える(糖分はさける!)
- 副腎腫瘍(2番目に多い腫瘍)
- クッシング病ではありません。(下垂体ではありません/コルチゾル)
- a.副腎皮質刺激ホルモンの刺激やデキサメタゾンの抑制テストは診断上役に立ちません。
b.渇欲亢進も多尿症もでない。
- その他の副腎ステロイドホルモン
- a.性ホルモン(テストステロンやエストロゲン)
b.コルチゾルに似たその他の代謝作用
- 症状
- a.脱毛症(内分泌性)
b.掻痒症(通常、強い)
c.表皮が薄くなる/うろこ状になる
d.骨格の筋系萎縮症
e.不妊のメスの外陰部の膨潤
f.去勢済みのオスの攻撃的な行動
g.オスの尿道閉鎖症
- 診断
- a.臨床上の症状に基づく
b.超音波検査あるいはCATスキャン
- 治療
- a.手術で除去あるいは一部除去
b.Lysodren
- 皮膚および四肢
- 肥満細胞種
- a.盛り上がった斑状で、炎症していることが多い。
b.掻痒症
c.通常、良性で、複数あらわれることもある。
- 皮脂付属器腫瘍
- 脊髄の腫瘍
- a.尾部に繊維小節としてあらわれる。
- 治療:手術による切除
一般的な新生物の状態
- 歯の問題
- 歯石、歯肉炎
- a.年一回の定期検診
- 欠けた歯や歯槽炎
- 胃腸の異物
- 若齢フェレットが飲み込んだ異物(1歳以下)
- 老齢フェレットの毛球
- 嘔吐は慢性異物の症状ではあません
- 過急性の症状、発作、ぐったりする
- 治療
- a.手術による切除(胃切開/腸切開)
b.猫用毛球緩下剤や水分補給
- 心筋症(CM)
- 肥大型CMおよび拡張型CM
- a.レントゲン、超音波検査図
- 拡張型CMにおいては、タウリンに関係があるかもしれない。
- 猫のCM同様に治療する。
- 再生不良性貧血
- メスは誘起排卵
- 1ヶ月以上のエストロゲン過多は骨髄の造血作用を抑制してしまうことがある。
- 治療
- a.エストロゲン分泌源を除去
(1)OVH
(2)HCG 100IU SC
b.HCTが抑制されたら輸血をおこなう。
- 不妊手術済みのメスなら、卵巣組織の取り残しを探す。
- 好酸球性胃腸炎
- はっきりしない胃腸炎の症状
- 診断
- a.胃腸の生検 あるいは腸のリンパ節の生検
b.胃腸炎の症状を伴う末抹消性の好酸球
- プレドニゾロンへの反応、通常、生涯治療
- 巨脾症 特徴的ではない
- たいへんよく見られる異常です。
- 区別する診断は:
- a.リンパ肉腫
b.インスリノーマ
c.胃腸疾患すべて
d.副腎腫瘍
e.全身感染
f.心筋症
g.血管肉腫
h.アリューシャン病
i.脾炎
- 脱毛症
- 不妊/去勢済みなら: 副腎腫瘍の可能性95%
- 不妊していなければ: 発情による脱毛
- 去勢していなければ: マーキングにによる陰嚢の脱毛
- もし尾部だけなら: (とくに夏の終わりから秋にかけて)季節の変化によるものでとくに問題はない
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