投稿117:胃内異物・副腎腫瘍

最初気がついた症状は:
体重減少。元気がない。発病時の年令、3才半

症状についてコメントがあれば
毛変わりの度に体重減少があり、その度にラクサトーンを与えてたが、今回は様子が違った。

どんな検査をしましたか:
A.救急センター受診時、(1)単純X線写真、(2)採血
B.翌日、エキゾチックアニマルセンター受診時、(1)バリウム検査、(2)腹部超音波検査、(3)採血

診断結果は:
A.(1)胃内に食べ物が停滞していて、腸のガスが多い(胃内異物疑い)、(2)ヘマトクリット、K値の上昇(血液の濃縮=脱水症)
B.(1)バリウムの通過が悪い(胃内異物)、(2)左副腎が正常より大きい(左副腎腫瘍疑い)、膵臓内にmassあり(膵臓腫瘍/インスリノーマ疑い)、(3)低血糖(救急センター受診時は正常だったが、腹部超音波検査の結果と合わせてインスリノーマの疑いが強くなった)

副腎腫瘍については今回の受診まで、まったく症状はなかった。腹部超音波検査でたまたまみつかって切除した。病理診断は良性腫瘍だった。

治療方法は:
(1)胃内異物:手術
(2)副腎腫瘍/インスリノーマ:(1)の手術で異常が肉眼的に認められれば腫瘍摘出

その後の経緯は:
(1)異物は直径5mm長さ2cmの毛球がくの字に折れ曲がったものだった。
(2)左副腎は肉眼的に腫大が認められたので摘出。膵臓は肉眼的には異常なしでそのまま。
術後3日で退院となったが、食事が食べられず、低血糖発作(痙攣)をおこして再入院。2日後(術後5日)で退院。このときは、夜も昼も2時間毎に流動食を与えた。術後10日目頃より通常のフードを食べるようになり、14日目に抜糸、元気になった。
以後、低血糖発作は全くなし。術後3日目の低血糖発作は副腎摘出による一過性の副腎不全と先生から説明があった。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば
(1)毛球については、1才時よりラクサトーンを予防的に投与しており、毛変わりの時は増量していたにもかかわらず、毛球による消化管閉塞が起り、生命の危機に陥りました。個体差はあると思いますし、毛玉とりに関しては賛否両論あるようですが、うちの子の場合はいままで以上に予防投与を徹底する必要があると先生からいわれました。また、猫用毛玉とりにも種類があり、一概に「猫用はだめ」というものではなく、毛球を溶かし腸から排泄させるものは問題ないとのことです。
(2)今回御世話になった病院は先生が10人以上いて、スタッフも熱心な高度先進医療センターで、エキゾチックアニマルにも慣れておられて安心でした。けれども、先生全員がエキゾチック専門というわけではなく、あいにく最初の退院の時はエキゾチックアニマルセンターの休診日でした。それで救急センターから退院したのですが、あまり細かい注意はなく、再入院と言うことになってしまいました。食事などの細かい注意についてはやはり専門の先生によく聞いて納得してから退院した方が良かったと思うので、退院の時期については先生とよく相談すべきだと思いました。

投稿: 匿名希望様


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