投稿184:小腸性下痢

最初気がついた症状は:
8月ごろから時々下痢をしていました。子供のころからおなかが少し弱い子だったので、最初はあまり気にしていませんでしたが、そのうちにトイレに入ったときに、ほかの子がしたウンチを踏んだりするようになり、きれい好きで機敏な子だったので様子がおかしいのかな...と思って気をつけてみていると、遊んでいるときも後ろ足の動きが時々おかしいことに気づきました。

症状についてコメントがあれば
病院に連れて行き、下痢の様子の説明をしました。下痢には「大腸性」の下痢と「小腸性」の下痢があると言われ、説明の様子から「大腸性」の下痢でしょう、ということでクロマイーシロップの抗生物質をいただきました。9月22日から研修で1週間家を空けなければならなかったので心配していましたが、下痢もすっかりおさまり、元気な様子だったので母に預けて出かけました。ところが、帰ってみると再び下痢が始まり、病院に連れて行くと、今度は「小腸性」の下痢だと診断されました。小腸性の下痢にはいろいろな要因が考えられるそうですが、うちの子は胆管炎か膵炎を起こしている可能性があると診断され、小腸で下痢を起こしているときは脂肪分は厳禁とのことで、フードを変え、大好きなバイトもお預けになりました。

どんな検査をしましたか:
主に問診と触診です。その後、黄疸が出てからは血液検査・尿検査をしました。すっかり食事を取らなくなって、体重は1100グラムから700グラムに落ちていましたので、血液検査のための採血がとてもつらく、見ていて痛ましくてなりませんでした。

診断結果は:
先にも書いたように、最初は「小腸性」の下痢ということだったので、食事療法と投薬で大丈夫でしょうとのことでしたが、以前の触診で右の副腎に小さな腫瘍があることはわかっていたので、その影響も多少はあるのでしょうと言われました。

治療方法は:
「大腸性」の下痢と言われたときには、抗生物質を飲ませていました。最初はクロマイーシロップでしたが、小腸性の下痢を起こしだしてから錠剤のお薬に変わりました。それから、フードに顆粒の消化剤を振りかけて与えていました。

その後の経緯は:
小腸性の下痢が始まってからは、ほとんど食事をしなくなりました。ただ水はよく飲んでいたので、フードをやめ、ウォルサムの流動食に切り替えました。最初は嫌がりましたが、シリンジで少しずつ与えていました。

飲み薬も錠剤の抗生剤に変わりましたが、4日目くらいに突然ひどい黄疸が出ました。あわてて病院へ連れて行き、強肝剤とビタミンの注射をしていただき、1日おきに注射に通いました。

ところが、今度は突然血便が出始めました。とりあえず抗生剤の投与をやめ、すぐに病院へ連れて行きましたが、「飼い主さんが見てはっきりと”血便”とわかるようなものであれば、腸で出血していると思われるのでそんなに心配は要りません。」と言われました。ただ、出血の原因が、小腸にできた腫瘍の可能性もあると言われました。このとき、触診で十二指腸から小腸に入ったばかりのところに、はっきりとしたしこりを見つけました。「おそらく”ちくわ状”にできた腫瘍でしょう」とのことでしたが、嘔吐をしていないうちは、そんなに心配する必要は無いと思います、とのことでした。ただ、ハンモックから降りてトイレに行くまでにもれてしまうくらいひどい下痢だったので、止血剤の注射をしてもらい、下痢止めのお薬をいただきました。

飲み薬も抗生物質はやめ、ステロイド剤の投与に変わりました。下痢止めが効いて、出血も止まった頃、少し楽になったのか、流動食を自分で食べ始めました。その頃には下痢もおさまり、白っぽいウンチですが、しっかりしたウンチをしていました。

相変わらず1日おきに注射に通っていましたが、黄疸も治まり、先生から「容態も安定してきたようなので、もう大丈夫でしょう」と言われました。ところが、再び流動食も食べなくなったので、おかしいと思って口の中を見てみると上あごが真っ赤にただれていました。

先生に診ていただくと「口中炎」と診断され、ビタミンA不足とのことで、少しだけバイトを与えてくださいと言われました。その日家に帰って、早速少しだけバイトを与えました。案の定少し下痢をしましたが、「バイトを食べたのだから多少は仕方がない」と思っていました。

その後、「だいぶいいみたいだから、あと2〜3回注射をしたらもう一度血液検査と尿検査をして見ましょう」と言われたので、私もうれしくなりその日は家に帰りましたが、次の日の朝、食事を与えるために抱き起こすと、いつもより少し体温が低くなっているような気がしました。

寒かったのかと思い、暖かくして寝られるようにマフラーをハンモックの中に入れてやり仕事に出かけました。

お昼休みに食事に戻った時に、ハンモックから抱き起こすと寝たまま下痢を垂れ流していました。驚いて暖かいタオルで体を拭いてやり、マフラーも違うものに取り替えました。そして、夕方6時ごろ帰宅すると、すでに旅立っていました。3ヶ月半の闘病でした。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば
私は「この子はおなかが弱いから」とある程度の下痢の時は、ウンチの様子を見るだけで、あまり病院へ連れて行くこともしませんでした。3日くらい下痢が続いたときには病院で抗生物質をいただいていましたが、すぐにおさまっていたので、「下痢はこんなものだ」と思っているところがありました。
そして、今回は私はあまりにも下痢に神経質になりすぎたため脂肪分を一切摂らせないようにし、下痢が収まるのを待ちましたが、今考えれば、多少は脂肪分を与える必要があったのでしょう。生き物はカロリーの摂取はしていても、脂肪が無くなれば弱った体を維持していくことが、難しいのではないかと思います。物言わぬ小さな子と一緒に暮らしていく以上、医療的なことはもちろん、栄養学的なことも自分自身で学ばなければならないと思い知らされました。

今回のことで、逝ってしまった子はいろいろなことを私たちに教えてくれたと思います。後に残った弟や妹のために、私に教えてくれたのではないかと思っています。

どうか、闘病中のフェレと一緒に暮らす皆さんもつらい症状に負けず、様子をこまめに観察し、いいと思われる事はどんどん試してあげて下さい。
それに、たかが下痢、されど下痢です。下痢をしたときは、腸の内部が元の健康な状態に戻るためには、1週間下痢をすれば1週間。1ヶ月下痢をすれば1ヶ月かかるのだそうです。私のように安易に考えず、早めに対処してあげてください。そうすれば他の病気も早期発見できるかも知れません。

それに、今回病院の先生には本当にお世話になりました。

首都圏の有名な病院のように設備の整った病院ではありませんが、先生は動物たちのことを第一に考えて下さいました。弱っているときには「薬を飲ませるのは嫌がるでしょう」と、ステロイドの注射を何度も「プレゼントです」としてくださいました。家族と先生に見守られて、この子は精一杯病気と戦ってくれました。

病院は設備や技術はもちろんですが、「先生と納得がいくまで話し合える」事も大切だと思います。フェレが若いうちは、「健康診断」などで、いろいろな病院を回ってみるのもひとつの方法かも知れません。

投稿: 匿名希望様