チチンチラの繁殖
チンチラはメスで生後4〜5ヶ月、オスで6〜8ヶ月で性成熟します。メスの発情は30〜50日間隔で繰り返されますが、交尾が可能なのは発情期間のわずか3日間だけです。妊娠期間は111日前後と長く、生まれた子供はあるていどに成長しています。1度に生まれる数は1〜6匹程度とさまざまですが、乳を争奪しあうので生き残るのは数匹になってしまう場合が多いようです。乳首は6つありますが、弱い個体は飲ませてもらえず淘汰されてしまいます。離乳は生後6〜8週間で可能です。離乳が完了し、砂浴びのやり方が伝授されたら親と子を別々にすることができます。
チンチラの繁殖で難しいのは、交尾させるまでの過程にあります。相性が悪ければケンカが絶えなくなります。メスにオスを引き合わせるには、まず発情しているメスのケージのとなりにオスのケージを置き、数日間様子をみます。メスがオスの求愛行為に対して無関心だったり嫌がっていなければ、オスをメスのケージに入れてみます。どちらかが攻撃的になってケンカがはじまれば、オスをケージから出します。数日間これをくりかえして様子をみます。メスがオスを受け入れるようであれば繁殖は可能でしょう。
交尾が完全に行われると、メスの膣には膣栓が作られます(オスが射精後に流し込む物質)。これが見つかれば、妊娠の可能性が非常に高いです。
チンチラの死産や生まれてまもない赤ちゃんの死亡は残念ながらよくあることです。特に複数生まれた場合は、母乳をしっかり飲めているか注意してあげることが大切です。母親の栄養管理、ストレスのない環境を十分に配慮してあげましょう。
生まれてきた子どもの体重は平均40gですが、すぐに毛は生えそろい、自分でエサを食べることができるようになるでしょう。ただし、生後6週間までは母乳を主食にする必要があります。
2匹までのベビーでしたら大丈夫ですが、それ以上生まれたら2匹を残してあとのベビーを人工保育する必要があります。母親は強い2匹までのベビーにしかお乳を与えません。またベビー同士の喧嘩が激しくなります。
近親交配はおこなうべきではありません。死産はもとより、虚弱児や奇形児が生まれる確立が非常に高いです。
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