下痢や嘔吐
下痢はさまざまな要因が考えられます。たくさんの病気の症状のひとつであるからです。
生後3ヶ月未満のベビーは、腸も成長段階ですのでよく消化不良による下痢っぽいうんちをすることがあります。また環境の変化によるストレス性下痢もしたりします。マーシャルフードを与えていて消化不良になったときはマスタードのような粒下痢になります。元気なのが特徴ですが、じゅうぶんにふやかした消化のよいフードを給餌してあげてください。たいていはしばらくするとよくなります。脱水症状には注意してあげてください。
ミルクや乳製品によって下痢をおこすこともあります。おやつの与えすぎや砂糖や食物繊維がたくさんはいったおやつを食べた場合も下痢をおこします。生後3ヶ月未満のベビーに固いおやつは禁物です。
また極度のストレス、傷んだエサ、エサの変化、食べ過ぎなどでも嘔吐や下痢をすることがありますが、それを繰り返したり吐物に血痕がある場合には獣医さんに連れて行ってください。特に脱水症状には注意してください。
栄養剤や腸内毛玉除去剤を与えた後もうんちがやわらかくなりますが、この場合は心配いりません。エサについても鮮度のよいもの購入するように心がけてください。古くなったり、保管状態がわるいと異臭がしたり、油っぽくなったりしていることがあります。
下痢のなかに白い粒が見られるようであればコクジウム(寄生虫)が考えられます。治療のために獣医さんに連れていってください。薬投与で4〜10日で完治します。普通は、フェレットにコクシジウムはめったに発見されませんが、繁殖場によっては慢性のキャリアーのベビーが輸出されたりすることもあるようです。ただ、流通経路での感染、ペットショップ内感染がほとんどです。糞便を介して他の動物に感染しますので隔離治療が必要です。
トリコモナス菌は動物のほとんどがもともと体内に保有しているといわれている腸内細菌(腸内悪玉菌)です。生まれた直後より保菌して成長していきます。通常は、菌数も少なく活動力も弱いため、元気であればなんの症状もあらわれずに普通に過ごします。検査しても発見されないこともあります。他の動物への感染力も弱く、飼育上大きな問題はおきません。しかし、環境の変化やストレス、栄養不良等により体力(免疫力)が極端に下がったときに、このトリコモナス菌が腸内で増幅し、発症(下痢)することがあります。甘酸っぱい臭いや粘液物が混じる下痢というのが特徴です。発症するとその下痢便を介して他の動物に感染していくこともあります。特に下痢もなく元気であれば、薬によって駆除する必要性は少ないのですが、いっそのこと駆除してしまうこともいいことです。もちろん下痢を起こしているときは、すぐに薬で菌の活動を抑えなければなりません。動物病院で薬(メトロニダゾール等)をもらって与えれば4〜10日くらいで完治(駆除)します。下痢をしている他の動物との接触を避け、体力を維持させることが予防になります。
フェレット香からは嘔吐しやすい動物です。嘔吐が一過性で、その後食欲と元気があれば問題はないでしょうしかし1日に何度も嘔吐するようでしたら注意が必要です。
毛の生え代わり時期には、毛がのどを刺激するためにわずかに嘔吐したりします。嘔吐物やうんちに毛が混じっていないか確かめてください。この場合は毛玉除去剤が役にたちます。
風邪、ストレス性下痢、消化不良の下痢、腸炎には「ビブラマイシン」抗生剤などが日本でよく使われます。フェレットにも安全度の高い薬です。自宅療法では「ビオフェルミン」(乳酸菌製剤)が整腸効果を高めるようです。薬の投与は獣医さんの指示に従うようにしましょう。
まれに食餌性アレルギーの体質をもったフェレットがいます。フードに使用される素材の一部や添加物にたいして反応し軟便が続くというものです。食べ物に問題がなく、動物病院で検査しても異常がない場合はアレルギーを疑ってください。フードの銘柄を変えることによってすぐに改善されます。
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