肛門の腫れ


 幼少期のフェレットに固いフードを食べさせた場合や固形異物を排泄したときによく起きます。とくにベビーは腸や肛門が発育しきっていないため健康な子でもたまに起こします。消化不良の状態で排泄するので、排泄に負担がかかり肛門が腫れるのです。大人のフェレットでも下痢が続いた場合に同様の症状を示すことがあります。生後3ヶ月くらいまでは、水でふやかしたエサをあげることが予防になります。症状は軽い腫れから脱肛の状態まで様々です。腫れてしまったら、肛門をむやみに触らず、動物病院へ行きます。ほとんど簡単な処置(ステロイド塗布や軽縫合)ですぐに治るものです。
 臭腺除去手術後のベビー・フェレットの場合で、肛門部分を自分で噛んでしまったり、雑菌等で炎症を起こすことがまれにあります。抗生剤の飲み薬と軟膏で処置します。数週間でたいてい治ります。
 熱で臭腺を焼いてふさぐ簡易手術をしたフェレットの場合にも肛門のまわりが腫れたり、臭腺が開いて臭いが復活したりします。ひどい場合は肛門が破裂することさえあります。その場合は再手術が必要です。切開手術による臭腺除去がしてあればおきません。
 肛門のまわりに黒いできものができるのは、皮下の感染症や肛門腺の手術後の感染が考えられます。そこからの敗血症(血液の細菌の増多)へ移行することがあります。敗血症は高熱や嘔吐等の重傷になりやすいので、早めの処置が必要です。とくに臭腺を焼いてふさぐ簡易手術をしたフェレットは注意しましょう。



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