健康情報
 ハリネズミは本来、とても丈夫な生き物で、間違った飼育をしない限り元気に育ちます。カルシウム不足や栄養上の偏りを防いで免疫力をつける食生活が病気予防になります。

 ハリネズミの針は時々抜けることがありますが、たくさん抜けるときは、栄養失調やダニ、皮膚病が考えられます。

 まれに、虫がお腹に湧くこともあります(野生の昆虫をエサとして与えている場合に多い)ので、そんな時は獣医さんに薬を処方してもらいます。下痢が続くときは寄生虫の疑いがありますので早めの治療が必要です。寄生虫がいる下痢便は甘酸っぱい臭いがすることが多いです。寄生虫がいる場合は、絶対に他の動物との接触はさせず、食器も一緒に洗ってはいけません。動物を触る前と後は必ず手洗いをします。洗浄には必ずイソジンウオッシュ殺菌液かオスバン殺菌液を使用します。ケージ、巣箱、食器、ボトルは定期的に殺菌します。家庭では熱湯消毒や漂白剤消毒が簡単ですが、ヒビテン消毒薬がおすすめです。一晩つけ込みます。

 時々、敷き草などを食べて吐き出します。これを体に付着させることがありますが、匂いをつける行動ですので病気ではありません。

  サルモネラ感染症がよくおこります。昆虫や鶏卵によって菌が腸内に潜在し、ストレスや抗生物質療法によってよって腸内細菌が変化したりすると症状が現れます。致命傷になりやすいので早めの治療が必要です。

 たまに風邪をひくこともあります。(すきま風、濡れる、人からの感染が原因)ほっておくと体力がなくなり死んでしまうこともあります。食欲がなくても、必ず食事(ぬるま湯でフードをふやかすのも方法)を与えたり、好きな餌や栄養剤を与えます。天然ハーブでできた、風邪の緩和剤「ベトレックス」も有効です。ひどいときは獣医さんにみてもらいます。

 歯石による歯の炎症や皮膚炎をおこすこともありますが、これらはビタミン・ミネラル不足による抵抗力の弱さで炎症をおこしているのが原因です。栄養を充分に与えることが予防になります。もしなってしまったら早めに獣医さんにみてもらってください。

 ハリネズミの口の中には雑菌が多いため、口内炎をおこしやすいです。口の中をケガしないように餌の破片には注意してください。固い餌はふやかして与えることが基本です。ハリネズミ同士が喧嘩して噛むと相手が炎症をおこしやすいので注意してください。

 皮膚疾患(皮膚炎や針の抜け)は、栄養不良やシダーチップ(杉)のアレルギー、皮膚糸状菌症が原因であったりします。食事や環境の見直しや抗真菌剤の投与を獣医さんに判断してもらいます。

 皮膚にフケ状のものがでているときは、ツメダニ(外部寄生虫)が発生している可能性があります。アドバンテージ等の投与で治療します。

 ハリネズミは足をケガすることがよくあります。雑菌がはいって死にいたることもあります。爪は伸びすぎないように定期的に切り、布などが爪にひっかからないように配慮します。安全なケージを使用し、運動不足やカルシウム不足によるストレスで自分の足を噛んでしまうこともありますのでストレスにならないように配慮します。もし、ケガをしてしまったら早めに獣医さんで薬を処方してもらいます。放置してはいけません。また敷き草は汚れないようにこまめに取り替えて下さい。

 見慣れない物や強い臭いに遭遇するとアンティングと呼ばれる動作を行うことがあります。泡唾液を口いっぱいにして何度も舐める行為のことです。この理由はまだ不明ですが、天敵から身を守る、針を清潔に保つ、寄生虫対策、性的興奮とも言われています。

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