○トリコモナス菌
 プレーリードッグの95%はもともと体内に保有しているといわれている腸内細菌(腸内悪玉菌)です(うさぎ、モルモット等の小動物がよく保有しているものです)。生まれた直後より保菌して成長していきます。通常は、菌数も少なく活動力も弱いため、元気であればなんの症状もあらわれずに普通に過ごします。検査しても発見されないこともあります。他の動物への感染力も弱く、飼育上大きな問題はおきません。しかし、環境の変化やストレス、栄養不良等により体力(免疫力)が極端に下がったときに、このトリコモナス菌が腸内で増幅し、発症(下痢)することがあります。発症するとその下痢便を介して他の動物へ強力に感染していくこともあります。特に下痢もなく元気であれば、薬によって駆除する必要性は少ないのですが、いっそのこと駆除してしまうこともいいことです。もちろん下痢を起こしているときは、すぐに薬で菌の活動を抑えなければなりません。動物病院で薬(メトロニダゾール等)をもらって与えれば4〜10日くらいで完治(駆除)します。ただし、抗生剤のため、薬の投与中は腸内の善玉菌まで弱めるので、食欲が落ちて弱ってしまう場合があります。治療中はよく 観察し、獣医さんと連絡をとりあってください。整腸剤を同時服用させるのも効果的です。下痢の症状を示している場合の治療も同じですが、体力低下の原因も取り除かないと完治が遅れます。プレーリードッグを購入する以前にトリコモナス菌駆除されていた場合で抗生剤の過剰投与を受けていたりすると、抗体ができてしまって将来トリコモナス菌に2次感染したときに、薬が効かないという事態に陥ることがあります。プレーリードッグを新しく迎え入れたときに検便検査をすること、駆除する時は新しい環境に慣れて落ちついたときにすること(下痢があるときはすぐに)、2匹目の場合はすぐに今までの子といっしょにせず健康診断をすませてからにする、薬の用量は必ず守ること、駆除中はよく観察して問題を感じたら獣医さんに相談することが大切です。

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