飼育する前に

フクロモモンガの習性

フクロモモンガは社会性のある動物です。 ケージの中にいるのを眺めてればいい動物ではありません。 毎日、相手をする時間/遊ぶ時間を作らなければいけません。 フクロモモンガを診れる獣医さんなんて、よほど探さなければいないと思います。飼うならば、獣医さんにお世話にならないですむように健康管理をしっかりしないと いけません。万が一に備えて獣医さんも探さないといけません。 日本では無いに等しいフクロモモンガの情報ですが、海外にはけっこうあったりします。専用の栄養補助剤やドライフード、飼育書も販売されています。インターネット上にはたくさんのホームページがありますし、メーリングリストなども あります。英語が苦手であってもこれらの情報を入手し、理解できるように努力する必要があります。フクロモモンガは野生下で10〜15年生きます。これから10年近く彼らの健康管理をし、一緒に遊ぶ時間を作り、彼らについての情報 を集める事が出来るかどうか、じっくり考えてから飼うかどうかを決めて下さい。

フクロモモンガは素晴らしいペットになりえます。フクロモモンガは人間にも新しい環境にも慣れますし、特に飼い主とは強い絆を作ります。フクロモモンガは群集性のある動物で、飼い主や家族、他のフクロモモンガとの生活を必要とします。どれだけフクロモモンガが慣れるかは、どれだけの時間フクロモモンガと過ごすかにより、最低でも日に2時間(長ければ長い方がいい)は時間を作るべきでしょう。適切なエサを与え、環境を整え、飼い主、もしくは別のフクロモモンガの仲間を与えてあげれば、幸せに寿命をまっとうさせてあげられるでしょう。

フクロモモンガはきゃしゃな動物ですが、扱いやすい動物でもあります。飼い主に扱えるようになるまでは、つまみあげたり、子供には持たせないようにして下さい。フクロモモンガは夜行性なので、早朝など彼らが眠る時間帯や夕方起き出す時間帯だと、より扱いやすいでしょう。毎日世話をしているうちにフクロモモンガは飼い主の臭いに馴染み、飼い主を信頼するようになります。彼らは可愛がられるのが好きです。慣れたら大きめのシャツのポケットに入れたり、肩に乗せたりして室内で一緒に時間をすごせたりもします。肩に乗せたりする時には、フクロモモンガが不安を感じたり、ちょっと休みたくなった時のために彼らが潜り込める場所(ポケットやパーカーのフードなど)があるようにして下さい。

フクロモモンガは飼い主以外の人や他の動物ともうまくやっていけます。問題はどちらかと言えばフクロモモンガではなく、飼い主以外の人や他の動物の方が過剰に反応してしまう事でしょう。また、飼い主がどれだけの時間をフクロモモンガと過ごしているか、飼い主以外の人や他の動物とフクロモモンガを接っしさせる時に飼い主がどういう反応をするかにも関係してきます。

フクロモモンガの特性

オスは頭に臭腺があり、これをメスの胸に擦りつけます。メスは胸と肛門に臭腺があります。オスもメスも臭腺からの分泌物で縄張りに臭いをつけます。さらにメスはおしっこでも縄張りに臭いをつけます。さらに発情期のメスはオスに準備がととのったことを知らせるために臭いつけ行動をふやします。

フクロモモンガは高い声を出して警告をします。縄張り空間がないフクロモモンガは攻撃になりやすいので、安心できるケージを用意して、最初は尿も臭いが強くでも使わせることが大切です。繁殖期の始まりには、闘争したり神経質になりやすい特性があります。

何匹飼うか

飼い主が毎日ちゃんと時間を作れるのであれば、1匹で飼っても何も問題はないでしょう。でも、飼い主が毎日時間を作れない場合には2匹以上で飼う事を勧めます。1匹で長い間ほおっておかれると、群集性のあるフクロモモンガはかなり寂しい思いをする事になります。あまりに寂しいと精神的にまいってしまい、エサを食べなくなり、動き回らなくなり、そのまま死んでしまう事もあるといいます。2匹上で飼う場合には繁殖するかどうかを考えて下さい。繁殖するのであれば、オス・メスのペアで、繁殖しないのであればメス同士で飼われるといいでしょう(オス同士の場合にはケンカになる事が多いそうです)。


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