ケアと慣らし方

ケアの方法

 飼育下のフクロモモンガの爪は伸びてきますので、爪を切ってあげる必要があります。よほど慣れていれば切らせてくれるでしょうが、まだ慣れていないときはとても大変です。爪切りよりも救急用のカットハサミまたは新品の事務ハサミを使用します。タオル等で抑えて切ります。先のとがった部分だけ切ればいいです。切りすぎて出血してしまった時は止血剤で手当してあげてください。

モモンガの爪切りを動画で紹介

 フクロモモンガはげっ歯類のタイリクモモンガと違って、歯が伸びすぎるというようなことはありません。もともと長い歯をしています。切るようなことはしないほうがいいでしょう。

慣らし方

フクロモモンガはよく慣れる動物です。慣れるまでは威嚇して鳴きますが、その声に驚かずに飼い主の臭いをかがすようにして慣らしていきましょう。威嚇しなくなるまでは接する時間やモモンガの年齢にもよりますが数ヶ月はかかると覚悟しておいたほうがいいでしょう。寝ているフクロモモンガをシャツの胸ポケットに入れて数時間すごす事を毎日繰り返すだけで彼らは確実に慣れてきます。捕まえて胸ポケットに入れる事が困難な場合には巣をポーチにして、ポーチごと首から下げて数時間すごすといいでしょう。飼い主の臭いに慣れたフクロモモンガは威嚇する事もなく、飼い主の手に飛び乗ってきたりします。ケージから出して遊ぶのは慣れてからの方がいいでしょう。

フクロモモンガが家にやってきたら、まず最初にする事はなんでしょう?今まで慣れ親しんだ環境から連れ出され、あなとの家に来たフクロモモンガにとっては、あなたの家の全ての物が見慣れない物です。来た日は、ケージに入れたらあとは1日そっとしておいてあげて下さい。翌日からあなたの臭いや声、家の中のいろいろな臭いや音に慣らしていってあげましょう。慣らしていく間は、ぶどうやナッツ類、スイートコーンなどのエサ(おやつ)を手で与えるのもいいでしょう。手で与えていると臭いだけでなく、あなたの顔も見る事になります。最初の数日間は一人の人だけがフクロモモンガの世話をするようにして下さい。その後、フクロモモンガが落ち着いてきたら、他の家族を紹介していって下さい。慣れて来れば家族の肩から肩へ飛び移って遊ばせたりする事もできます。

フクロモモンガを慣らす事は、世話する中で一番簡単な事です。時間がかかる事もありますので、忍耐と努力は必要です。ベビーの場合では、早い子であれば数日、遅い子でも数ヶ月で飼い主に慣れます。早く慣らすには1日中フクロモモンガをシャツの胸ポケットにいれておいたり、ポーチを首から吊るして一日中過ごすといいでしょう。ポケットの中にいる子に手でおやつ(ナッツ類など)を与えるのもいいと思います。フクロモモンガが寝ている間でも、ポケットに入れておけばあなたの臭いを嗅ぐ事ができますし、あなたに触られれば触られかたも覚えていきます。ポケットに入れている間は、中にいるフクロモモンガを脅かしたり、傷つけたりしないように注意してあげて下さい。ヤングやアダルトは慣れるまで数ヶ月〜1年かかることがあります。根気よく接してあげてください。エサを手渡しすることでだんだん警戒心がなくなっておきます。少しづつ慣れてくる過程も楽しいものです。

フクロモモンガは世話をしてくれる人1人と強いつながりを持ちます。他の家族ともちゃんと慣れて遊ぶのですが、世話をしてくれる人ともっとも強いつながりをもつのです。そして、その飼い主の感情を感じ取りますので、寂しい気分の時などにはたくさん甘えてくれたりします。

もし、どうしても慣れないようでしたら、餌付けも方法です。エサをケージ内に置かないでおきます。最初リンゴなどをケージ越しに与えてみます。怖がらずに近づくようになったら、ケージ内に手を入れてエサをあたえてみます。手のひらに乗ってエサを受け取れるようになるまでがんばります。エサを食べている間、頭を撫でてあげましょう。


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