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大陸モモンガやアメリカモモンガについての総論
同じモモンガと呼ばれていても、フクロモモンガと大陸モモンガ(他にアメリカモモンガ)とは違います。フクロモモンガは顔の模様が特徴です。余談ですが、アメリカモモンガは普通に尻尾を垂らしていますが、大陸モモンガは尻尾を背中に添わせて持ち上げています。フクロモモンガと大陸モモンガの飼育施設(ケージ)や環境(温度など)については同じで大丈夫ですが、大陸モモンガの主食は果物ではありません。野生下では木の実や葉っぱをメインに、副食として果物、昆虫といったあたりを食べます。木の実がメインで、リス用のペレットで代用できます。専用のフードもあります。大陸モモンガは野生のものを捕獲したものが輸入されているのが多く、ペットショップにいる段階でリス用ペレットに切り替えきらなくて買われる事が多く、飼い主がペットショップに教わったとうりにリス用ペレットを与えても食い付きが悪く体調を崩す子がけっこう多いです。飼いはじめにはリス用ペレットだけじゃなくて、自然の木の実や葉っぱも与えてエサを切り替えるようにしていった方がいいかもしれません。大陸モモンガやアメリカモモンガはとってもデリケートで、人にはあまり慣れないことが多く 、過度のスキンシップはストレスになることがあるので注意しましょう。なるべくそっとしておく飼い方をおすすめします。鑑賞用のペットと考えるほうがいいでしょう。もちろん離乳直前から飼育すればよく慣れます。飼い始めは、環境の変化や人間に接するストレスで体調を崩すことがありますので、広いカゴに入れ、環境になれるまではカゴに布をかけたりして人間との接触をひかえるようにしましょう。大陸モモンガやアメリカモモンガは社交性がとても高く、同性同士であろうと仲良く同じケージで暮らすことができます。

アメリカモモンガについて
原産地:北米および中米
学名:Glaucomys volans
寿命:モモンガは適切な餌を与え世話をすれば最高15歳まで生きることができます。
体重:おとなは40から100グラム。
一般的な健康問題:モモンガは癌を含めさまざまな病気にかかることがあります。病気の兆候が少しでも見られたら獣医さんに相談してください。
ケージの要件:大きさ60×60センチ、すきまは2.5×1.2センチ。
環境温度:好ましい範囲は18〜23℃です。
推奨される餌:木の実、乾燥野菜、果物、ペレット状の食べ物のバランスのとれた餌。
適切な世話をすれば、モモンガは最高15年は生きることができます。
モモンガは前肢と後肢の間にある飛膜によって滑空することができます。
アメリカモモンガは、何世紀にもわたって人々の心を捉えてきました。アメリカの植民地時代から、モモンガは子供たちによってペットとして飼われてきましたが、どの年齢の人にも適しています。大きな目とやわらかい毛皮、そして進んで飼い主になつこうとするところが、モモンガに人気のある主な理由です。またモモンガには人の心をとろけさせるような可愛らしさがあって、必要なだけ注目を集めてしまいます。野生には合計34種のモモンガ(またはムササビ)がいて、うち2種は北米で見つかります。残りはアジアで見つかります。最大はオオアカムササビ(Petaurista
petaurista)です。北米にいる2種のモモンガは、アメリカモモンガとオオアメリカモモンガ(Glaucomys
sabrinus)です。アメリカモモンガは最も近い種類であるオオアメリカモモンガよりも小さく、体の割合からすると大きな目をしています。オオアメリカモモンガもペットとして飼われることはありますが、アメリカモモンガのほうがずっと入手しやすく、したがって人気もあります。アメリカモモンガは毛色が濃淡さまざまな茶色や黄褐色で、中にはアルビノ個体もいます。毛色の違いは主としてモモンガがどこで生まれたかによります。例えば、テキサスのモモンガはフロリダのモモンガよりも濃い毛皮の色をしています。どこで生まれたとしても、モモンガは一般的に腹部が乳白色で、黄色の柄があります。おとなのモモンガは体長が鼻から尾の先までで20〜25センチ、体重が40〜100グラムになります。 滑空は本当の飛行とは見なされませんが、モモンガは最大15メートルもの距離を跳ぶことができます。モモンガの体側にあって滑空を可能にしている膜のことを飛膜といいます。 ついでながら、モモンガとフクロモモンガを混同している人は多いようです。フクロモモンガと違い、モモンガは頭に縞模様がなく、オスには香腺がありません。また、モモンガのほうがより羽に似た尾をし
ています。モモンガとフクロモモンガは外見が少し異なるだけではなく、非常に異なる分類のされ方をしてきています。モモンガはリス科に属し、げっ歯動物です。フクロモモンガは有袋動物で、カンガルー、コアラ、オポッサムの親類になります。
モモンガを飼いたいとお思いであれば、最寄のペットショップで買うことができるでしょう。大部分のモモンガ繁殖業者(輸出業者)は野生で捕らえられたモモンガを手に入れますが、野生のモモンガを自分で育てることは、ペットとして飼いはじめる方法ではありません。野生で捕らえられたモモンガは繁殖のためにだけ使われ、その子供がペットになります。 モモンガがけがをしていたり、病気だったり、親のない赤ん坊だったりすれば、人間が面倒を見る必要があるかもしれません。世話の必要なモモンガを見つけたら、自分でどうにかしようとするよりは、野生動物のリハビリをしている人に助けを求めてください。放すことが可能であれば、そのモモンガに適した環境を見つけてくれるはずです。
ペットのモモンガに見られる珍しい特徴の一つは、飼い主によくなつくということです。一般的に最も良いのは非常に若い(6週から8週以内の)モモンガを手に入れることです。これによって、よりなつきやすくなります。例外もありますが、8週を過ぎたモモンガを飼った場合には、概してあまり人になれません。また、赤ん坊のモモンガ向けに作られた専用の調合乳がなければ、6週に達していないモモンガを飼うべきではありません。モモンガを飼うことは傾倒のいることです。正しく世話をすれば、モモンガは15年以上生きます。1匹で飼うこともつがいで飼うこともできますが、2匹以上で飼って仲間を作ってやることをお勧めします。モモンガは社交的で、2匹以上が同じ巣箱に寝るはずです。1匹しか飼わない場合には、必ずそのモモンガをたっぷりかわいがってあげてください。自分のモモンガが寂しがり始めたように思えたら、2〜3年後に新しく若い仲間のモモンガを飼うのも悪い考えではありません。
オスとメスのモモンガは、特におとなではオスの睾丸が十分に発達しているため、簡単に区別がつきます。若いときには区別の難しいことがあります。オスとメスはほぼ同じ大きさですが、生殖器開口部の位置が異なります。オスもメスも腹部にこぶのようなものがありますが、メスのほうが肛門の近くにこれがあり、オスでは2センチ以上離れています。モモンガは繁殖期があるので、オスを飼っていると、3〜6ヶ月ごとに睾丸が下がったり引っ込んだりするのに気付くはずです。
モモンガを取り扱ういちばんいい方法は、ただ飼い主の体をよじ登るのに任せることでしょう。ケージに手を入れたら、飼い主の腕に飛びつき、肩まで登ったり袖の中に入ったりするように訓練することができます。モモンガの中にはつかまれても気にしないものもいますが、押しつぶさないように注意してください。
一般的に、モモンガは飼い主から常に注目されていれば幸せです。モモンガが飼い主に満足でいるように、1日に1回か2回ごちそうをあげてください。
モモンガの場合、妊娠を避けることは難題ではありません。モモンガを繁殖させたいと思う人の多くが、その難しさに気付いています。初めてモモンガを飼うのであれば、繁殖は試みないでください。もしオスとメスを飼っていて、同じケージの中で仲良くしているという場合には、オスが性的に成熟する前に去勢することが、妊娠を避ける最も良い方法です。そうしない場合には、別々のケージで飼ってください。
モモンガはとても清潔な動物ですので、入浴させる必要はありません。しかしながら、モモンガの住まいは定期的に掃除してやるべきです。 モモンガは年をとってもそのようには見えません。わたしのモモンガのように5歳のものでさえ、まるで8ヶ月のときのままです。しかし10歳を過ぎたら、特別な世話が必要になります。モモンガのように小さな動物でも、年を取るにつれて白内障その他の老齢による疾病を患うようになります。
モモンガは、考えていることがわかるような行動上の合図があまり多くありません。しかしながら、2種類のはっきりした声を出します。コオロギのようなチーチーという声と、口げんかです。チーチーという声が何のためなのかはっきりしませんが、オスのモモンガがメスを呼ぶ一つの方法なのかもしれません。口げんかのような声を出すときは、いらいらしていて、つかまれたり触られたりするのを嫌います。
モモンガは夜行性なので、寝室にケージを置いている場合には、モモンガの出す音が夜は気になるかもしれません。出す声に加えて、モモンガは大きな音を立てて硬い木の実をかじる傾向があります。 適切な餌を与えれば、モモンガはどちらかといえば健康な生き物です。しかし病気になった場合には、警告のサインに気付くはずですから、モモンガの扱い方をよく知っている獣医をすぐに訪ねてください。病気のときに示す兆候としては、毛が抜ける、体重が減る、食欲がない、といったことがあります。 年に1回か2回モモンガを獣医のところに連れて行って、健康診断をしてもらうのもいい考えです。よく調べて、ご自分の地域で小型げっ歯動物の取り扱いに経験のある獣医を探してください。
モモンガは、例外もありますが、さまざまな食物を食べます。同じ分量の木の実、乾燥野菜、果物(生または乾燥)、そして市販のモモンガまたはハムスター用の餌からなるバランスのとれた餌が、健康なモモンガのためには必要です。便利なように、こうした食べ物を同じ一つの容器で混ぜ合わせます。腐りやすいものが入っている場合には、容器ごと冷蔵庫に入れます。一般的には、モモンガは一晩あたり5〜10グラムの餌を食べますので、モモンガ1匹あたり一晩大さじ1〜2杯が理想的です。果物は消化のために重要で、便秘を防止します。大さじで与える分とは別に果物や木の実、野菜を与えてもかまいません。モモンガの好物はペカンナッツですが、たくさんは与えないでください。というのは、そうするとペカンナッツばかり食べたがり、ほかのものを欲しがらなくなるからです。砂糖を含むものはたまにごちそうとしてのみ与えてください。チョコレートとカフェインはどのモモンガにも決して与えてはなりません。毎晩新しい食べ物を出して、こうした夜行性の生き物が必ず新鮮な食べ物を食べるようにしてください。カルシウムとビタミンDは健康なモモンガに必要なビタミンです。カル
シウムが必要なのは軽い骨を強化するためであり、ビタミンDが必要なのは起きて食事するときに光をほとんど、あるいは全く浴びないからです。爬虫類向けというラベルの付いた栄養補助食品の中にもモモンガに適したものがあります。ペレット状の餌もモモンガ用として売られています。モモンガを診てもらう獣医さんと相談して、ご自分のペットにとっていちばんいい餌を決めてください。
水は小さなボウルに入れて与えてください。というのは、モモンガは瓶から水を飲むのが難しいことが分かっているからです。ボウルはケージの側面にくっつけて置きます。というのは、モモンガは水を飲むときにケージの側面にさかさまにぶらさがる傾向があるからです。
餌やりで気をつけることは、いろんな種類の新鮮な果物、野菜、木の実を切らさずにおくことくらい。カルシウムとビタミンのサプリメントは必要だけど、大体どこのペットショップでも簡単に手に入ります。
モモンガはげっ歯動物なので、伸びつつける門歯を一定に保つために物をかじる必要があります。フィルバート(ハシバミ)やどんぐりなどの小さな木の実や、その他の硬い食べ物が餌として必要なのはそのためです。モモンガにやる餌の木の実分としてこうした木の実を入れるといいでしょう。野生では、モモンガは木の実をかじって中の果肉を食べるので、飼っているモモンガのために木の実を割ってやる必要はありません。 モモンガも裏庭のハイイロリスのように食べ物を蓄えることにお気付きになるかもしれません。蓄える場所は、ケージの隅、巣箱の中などさまざまです。腐った食べ物があれば、毎日必ず片付けるようにしてください。
モモンガはきれい好きであり、世話は楽なほうです。体臭は全くないかほとんどないし、ケージを清潔にしておくこともとっても簡単」と飼い主さんは言います。ケージは月に1回、水と食器用の洗剤で洗うのが理想的です。食器用の洗剤を使うのは、毒性が低いからです。漂白剤を使う場合は、後で十分にすすいでください。モモンガは、ケージの隅、巣箱の中などさまざまな場所に食べ物を蓄えますので腐敗しやすいものは片付けましょう。
アメリカモモンガは樹上生活に適した動物ですので、よじ登りのできる空間を必要とします。1匹のモモンガ用には、少なくとも60×60×60センチの大きなケージが必要です。ケージはペンキを塗っていないワイヤー製のものを使い、プラスチックやガラスのものは使わないでください。たいていのペンキやプラスチックはモモンガにとって有害です。ケージのすきまは逃げるのを防ぐために2.5×1.2センチ以下とします。 モモンガのケージにはめ込むことのできる小枝や止まり木は、モモンガが登ったり降りたりするために必要です。理想的には、小枝は長さ25センチ以上あるといいでしょう。モモンガはアメリカ原産なので、森で見つけた木を使ってください。農薬が散布されていなければ、樫の木の枝が理想的です。また、止まり木はペットショップまたは通販で購入できます。止まり木はよじ登り用具になるだけでなく、常に伸びつづける歯を一定に保つためにモモンガがかじることもあります。このため、止まり木は化学薬品や農薬がついていないことを確かめてください。
ご自分のモモンガにいつでも楽しんでいてもらいたいのであれば、げっ歯動物用のおもちゃをケージに入れてやります。プラスチック製のおもちゃは避けてください。モモンガは門歯が伸びすぎないようにするために喜んで木をかじります。
モモンガの寝床として巣箱を1つか2つケージに入れてやります。ケージの内側はポリエステルではなく綿を使っておおいます。ポリエステルはモモンガの足にからみついて、血行障害の原因になることがあります。また、モモンガのつめが織目にはさまってしまうこともあります。モモンガは巣箱を共有することもよくありますが、2匹以上のモモンガを飼う場合には、巣箱も2個以上入れるのがいい考えです。これで食べ物を蓄える場所を別々に持つことができます。
モモンガはとても利口です。訓練すればいろいろな芸ができるようになります。ケージに戻りたいときは人間にに飛びつくように訓練してあるモモンガもいます。モモンガにはそれぞれ個性があるので、教えることのできる芸の種類も変わってきます。モモンガはケージの一角で排便をし、ほかの場所ですることはめったにないので、トイレのしつけは絶対的に必要なことではありません。 モモンガを購入する前に、ペットとしてのモモンガについて十分に調べてください。世話は比較的簡単ですが、うまくなつかせるようにするためには最初にたっぷりと気にかけてやる必要があります。モモンガはユニークな動物で、独特のビタミンと住まいの付属品が必要です。モモンガが長く幸福に生きられるようにするためには、健康、安全、世話の基本を続けることと、言うまでもなく愛が欠かせません。
一般にモモンガにとっていちばん安全な場所はケージです。モモンガに家の中を歩き回らせたいという場合は、常に目を離さないでいてください。家の中には危険もありますが、多くは避けることができます。モモンガにとってよくある致命的な事故の一つは、便器でおぼれることです。モモンガがケージから出ているときには、便器のふたを閉めておいてください。電気コードも危険なことがあります。モモンガは物をかじる習性があるからです。