投稿28:怪我

最初気がついた症状は?:
耳囓りと頭部(鼻先)の打撲による出血(2件とも同日・同チンチラに起こりました)

≪耳囓り・左上顎部分の噛み傷≫
我が家に来てから5日程の生後6ヶ月程度のオスの耳を、別のオスが部屋散歩中にケージ越しに噛みつき、左耳2ヶ所と左上顎に怪我。3ヶ所とも少量の出血あり。

≪頭部(鼻先)の打撲による出血≫
耳を囓られたチンチラが数時間後、一緒のケージで暮らしているもう1匹のチンチラがホイールを回している所に一緒に乗り込もうとし、金属製ホイールの輪を支えている梁が頭部にぶつかり、鼻孔から出血。

症状についてコメントがあれば:
≪耳囓り・上顎の傷≫
左耳上部が7mm程裂けてしまい、同じく左耳の根本中心部分にV字型の噛み傷。2ヶ所とも少量の出血があった。上顎の傷はのぞき込んでもよく見えなかったが、その後腫れてきた。出血は3ヶ所とも暫くしたら止まった。この時は、チンチラ自身はすぐにエサを食べたりホイールで遊んだりと、元気にしていた。

≪頭部(鼻先)の打撲による出血≫
同居のチンチラがホイールをかなりのスピードで回しているところに一緒に乗り込もうと頭部を突っ込んだ形になったので、ホイールの梁に左側頭部がぶつかった瞬間、かなり大きな衝撃音がした。慌てて様子を観察したら、しばらくよろよろしながらホイールの中を数歩進んだ後ホイールから降り、床置巣箱の上に両手両足を揃えてうずくまる。呼吸も1〜2分程、普段より少しゆっくりめな様子。下手に動かすのは危険かも知れないと思い、もう少しそのまま観察を続けていると5分程経った頃、左側鼻孔より出血し出した。本人は物凄く鼻を気にして手で拭う仕草を繰り返す。(右側鼻孔からは出血なし)鼻からの血は手で拭ってしばらくするとまた出てくる、といった感じでなかなか止まらない。この頃から本人はケージ内の棚から棚へ移動を開始。出血は続いているものの、呼吸も元の早さに戻りエサも食べ始めて、見た目は一応元気そうな様子。一旦ケージから出して手足やその他の部分の異常を観察してみると目視する限り、新たな裂傷などの傷はないようだ。先程の耳の怪我に加え、何よりも鼻からの出血が気になり、かかりつけの動物病院に電話をする(この時点で怪我してから10分程度経 過)この頃には出血は止まりかけている。先生からは以下のアドバイスがあった。

*このまま出血が続くようならガーゼ等の柔らかい布で強めに出血部分を押さえて、血を止める事。とにかく安静に。同居のチンチラとは別のケージに移動させる。
*囓られた耳の傷に関しては、鼻の出血が体のどの部分から出ているのかが不明な為今急に動かすのは良くないので、本人が元気で血が止まっている様なら、そのまま様子を観て明日詳しく診ましょう。怪我をしたのが夜中でチンチラの活動が活発になる時間帯だったので、1匹のみにした後でも無茶をするんじゃないかとハラハラしながら夜明けまで観察。動物病院に電話した後に鼻からの出血も止まった様子だが、鼻の穴の中に血が固まりかけているのか、時々くしゃみをする。時々ケージ内を動き回る他は、いつもより少しおとなしめだった。左目から、涙と白っぽい目やにのようなものが出てきていた。(涙の量は目のすぐ下に生えている毛が濡れる位)

どんな検査をしましたか:
≪耳囓り・上顎の傷≫左耳の表・裏を視診・触診で調べた後、綿棒にイソジンを含ませて消毒。上顎の傷は結構深かった。こちらも上記同様の方法で消毒。

≪頭部(鼻先)の打撲による出血≫鼻部分の視診及び全身のレントゲン撮影。先生に診て頂いた時の見事な暴れっぷり+耳や口からの出血も見られないことから、多分レントゲンは撮らなくても大丈夫だろうとの事だったが、体のどの部分からの出血だったのか解らずに不安だったので、念のためにレントゲン撮影もお願いした。

≪左目からの涙と目やにのようなもの≫左目に傷が付いていないかどうか調べる。蛍光色の液体を目に垂らして、その上に別の目薬を垂らした。傷が付いている場合は、その部分に蛍光色が残るそうなのだが、幸い目の異常は見られなかった。

診断結果は:
≪耳囓り・上顎の傷≫
左耳上部の7mm程の裂傷は根本部分3mm程がすでにくっつき始めていた。根本中心部分のV字型の噛み傷は、皮一枚で繋がっている状態。上顎の傷は深いので、治るまでに時間がかかるかも知れない。目の異常はなし。

≪頭部(鼻先)の打撲による出血≫
レントゲン撮影の結果、体のどこにも内出血は見られず、頭部の骨の異常も見られなかった。鼻からの出血は、鼻孔内が切れて出血したものと思われる。

≪その他≫
昨夜からの状態を観察していて、エサと糞・尿は大体通常通りだったが、水を飲む量が少し減った事を話すと、明日も水を飲まない状態がこのまま続くようだったらまた連れてくるようにとのこと。

治療方法は:
≪耳囓り・上顎の傷≫
投薬の時間と量:1日1回、イソジン綿棒で消毒。1日2回、抗生物質の飲み薬投与。
※上顎の消毒に関して出来れば消毒した方が良いが、口元という事もありイソジン中毒になる事があるので、もし嫌がって暴れるようであれば無理にやらなくて良い。傷の中にばい菌が入った時には、切開して膿を出すことになるかも知れない。

≪頭部(鼻先)の打撲による出血≫
出血後にかさぶたが出来てきているので、このまま自然に剥がれるのを待つ。くしゃみもじき止まると思うが、経過を観察する。

≪左目からの涙と目やにのようなもの≫
投薬の時間と量:1日に3〜4回、なるべくまめに注す。

その後の経緯は:
≪耳囓り・上顎の傷≫
左耳上部の傷は、根本部分がくっついてかさぶたが出来てきている。根本中心部のV字型の噛み傷は耳の皮を貫通してしまい、怪我から2週間経った時点で少し分泌物が出ていたが化膿せずに済み、現在の経過は良好。上顎の傷は、結構消毒時の大暴れ&イソジン中毒への恐怖から、抗生物質の効果のみに期待する毎日だったが、深い傷にも関わらず化膿せずに済み、腫れもひいて新しい肉が盛り上がってきている。現在の投薬は、耳の消毒と抗生物質の投与のみ。チンチラ本人も体力を落とすことなく、元気な様子。≪その他≫病院から帰ってきた日の夕方あたりから、通常分程度の水を飲むようになった。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば:
自分の管理上の不注意によって、迎え入れて間もないチンチラに大怪我を負わせ、治療のストレスを与えてしまっていることに大きな後悔と責任を感じています。特に今回の場合は夜間に大きな怪我が立て続けに起こり(それも全て頭部左側面に集中でした)飼っているチンチラが怪我をしたのも初めての経験だった為、真っ青になって慌ててしまいました。幸い、自宅の比較的近くにチンチラを診て頂ける病院があり、真夜中でも相談に応じて下さったので、自分の勝手な判断で事故後のチンチラを動かすこともなく、その結果が現在の元気な姿に繋がっていますが、もしすぐに相談し、対処できる場所がなかったら今頃この子はどうなっていただろうと思うと、ぞっとします。日頃から、安心しておまかせ出来る病院を探しておくことは本当に大切なのだと、今回の事で身を以て知りました。現在も経過観察のための通院はしていますが、事故当時から現在までの、この子の元気さと、迎え入れたばかりの環境にすぐに馴染んでくれた事が、何よりも私の心の支えとなってくれています。我が家のような怪我や事故を起こさない為にも、皆さんのチンチラさん達のお散歩時のケージ配置や、複数飼いの時のホ イールの設置や事故には、十分に注意して頂ければと心から思います。

投稿:うたぴん様


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