投稿44:歯疾患

最初気がついた症状は?:
エサを食べこぼすようになり、ヨダレで口元が濡れていた。大好きなおやつもあまり食べなくなり、しきりに口元を手でぬぐう。

症状についてコメントがあれば:
2ヶ月くらい前から干しぶどうを食べなくなっていた。好みが変わったのかと思っていたが、ときどき口に何か引っかかったように苦しそうにしていたので、今思えばその頃から口の中にトラブルがあったのかもしれない。

どんな検査をしましたか:
一つ目の医院では肉眼で外から口の中を観察。右の頬の内側が赤くなっているが、歯の伸びすぎではないという。抗生物質を処方するというので、チンチラには良くないのではと質問すると、心配なら湯冷ましでのうがいをすすめられた。二つ目の医院でレントゲン撮影。前歯は問題ないが、奥歯が伸びすぎている。ガス麻酔を吸わせたり、離したりしながら歯を削ることになるという。ウサギの歯の治療が上手だという評判の先生だったが、聞くとチンチラの治療の経験はないとのこと。レントゲン写真を借りて、別の獣医さんへ行く。三つ目の医院でレントゲン写真を診てもらう。ガス麻酔で口内を観察。再びレントゲン撮影。

診断結果は:
右の臼歯の一本が折れて、口の中に残っている。折れた臼歯と対になる歯が長く伸びて、口の中を傷つけており、不正咬合もそのためにおこったものだろう。前歯も伸びすぎている。

治療方法は:
鼻先にガス麻酔のマスクをつけて、折れた歯を取り除き、歯を削ってもらう。折れた臼歯と対になる歯も取り除く。確認のため引っ張ったら、簡単に抜けてしまったとのこと。治療はレントゲン撮影も含めて20〜30分。ガラス越しに治療している様子をみることができた。薬は消炎剤と抗生物質を10日分、軟便をしていたので整腸剤も10日分処方しても轤チた。また「歯茎が弱いのはビタミン不足ではないか」と言われ、良い牧草を手に入れるようにアドバイスをもらった。

その後の経緯は:
2、3日は違和感があるようだったが、その後は食欲旺盛でとても元気になった。先生からは「もしかしたら強制給餌になるかも」と言われたが、自分で餌を食べている。軟便は一週間ほど続いた。薬はなかなか飲んでくれず、半分くらいしか与えられなかった。餌はペレット主体からアルファルファとチモシーを主に、スプーン1〜2杯程度のペレットへと変更。乳酸菌パウダーと小動物用のビタミン剤もふりかけている。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば:
ペレットが歯に良くないということに気がつかず、与えすぎていました。餌の内容に注意することが何よりも大切だと思います。病院を探す際に電話で「チンチラで、歯が不正咬合をおこしているようなのですが、診てもらえますか」と聞いていました。獣医さんは「つれてきて下さい」との返事。しかし、行ってみたら「チンチラは診るの初めてです」ということが続き、チンチラに詳しい先生は本当に少ないのだと痛感しました。わたしたちが思っている以上にチンチラは珍しいペットのようです。チンチラの健康管理や病気についてより多くの正しい知識を持つことは、飼い主の義務だと思いました。獣医さんには小さなことでも疑問に思ったら、何でも聞いた方がいいと思います。きちんと答えてもらえます。今回は3つ病院を回って、最後に動物の歯の治療に力を入れていることで有名な病院へ行きました。自宅から車で一時間くらいかかりましたが、チンチラの不正咬合の症例も多く経験されていて、安心できました。遠方でもより経験の豊富なよい獣医さんにかかることをおすすめします。

投稿:匿名希望様


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