投稿66:不正咬合
最初気がついた症状は?: 糞が少なく、小さくなりました。 ですが、ペレットや草を食べようとしたり砂浴びも欠かさずしていました。 てやんでぇポーズを繰りかえししていました。口元が気になってしかたがないといった感じです。 その流れでヒゲの掃除もしょっちゅうしていました。 今思えば小さな動物なので、不調を隠そうとしていたのかもしれません。 症状についてコメントがあれば: 飼主から見て判る症状は最初ほとんどありませんでした。 発症してから3年頑張ってくれましたが、その間に体重が激減したり、口元が濡れたり、目やにが出たり、たくさんの目に見える症状が出ては治まりを繰り返しました。 その都度のその症状の治療・対処をしました。 どんな検査をしましたか: まずは問診。受付でカルテに現在の状態の記入。 先生の触診、口を開けて確認、1日預けてレントゲンと血液検査、尿検、など人間ドックのようなフルコースでした。 預ける前の検診で歯が伸びていることが判ったので、それについての説明と不安なことがあれば聞いてください、とお話がありました。 診断結果は: 1回目で歯が伸びていること、膿が見えること、それの影響でお腹にガスがたまっていることが判りました。 その後、歯の影響で目やにが出まくって目が開かなくなったりもしました。 症状が出ると、決まって体重が50からMAXで100グラム減りました。 治療方法は: 削るのは最終的な手段としてまずはこれを試しましょう、ということでラクサトーン(整腸)とホメオパシーのレメディ玉を出されました。 目やにが出たときは点眼薬、手がぬれて荒れてしまった時は軟膏を出されました。 食事の内容は本人(チンチラ)が食べようとしているならそのままでいきましょう、となり特にやわらかいものにしたりはしませんでした。 実際に食べる気力は満々だったようで、散歩と砂浴び後は必ず餌場でモグモグしていました。 (捨てているものも多かったですが) 食が細くなった以外はいたって元気だったので、レメディを毎晩飲ませること以外に飼主の負担は心労以外にはありませんでした。 症状によって1日おきだったり、2週間おきだったり、1ヶ月おきだったり病院に通う頻度は違いましたが、先生がこちらの負担についても一緒に考えてくださって とても助かりました。 その後の経緯は: 3年間頑張りました。一心一体を繰り返しましたが、亡くなる1ヶ月前まではレメディさえ忘れなければ、本当に調子悪いのかい?と思うほど元気でした。 最後は3週間近く入院をしました。歯を削ることにしましたが、体力が落ちているのでまずは皮下注射、点滴、高濃度酸素室で闘病しました。 が、先生から一生病院にいるわけにもいかないですし、今状態が落ち着いているので1日だけ帰宅させて様子を見ましょう、と言われ喜んで連れて帰ったその日に状態が急変し、すぐに病院に連れて行きましたが3時間後に天使になってしまいました。 他の飼い主さんにアドバイスがあれば: 本を読んだり、他の飼主さんからアドバイスをもらったり、飼う前から万全の状態で迎えたつもりでした。病気はどんなに気をつけていてもなってしまうことがあります。 その仔の個性やもとからの遺伝情報などもあると思います。 今回残念なことになってしまいましたが、過ごした時間や治療内容に悔いはありません。 親身になって一緒に考えてくれたり、時には怒ってくれたりする信頼のおける獣医の先生に会えたことがチンにとっても飼主にとっても一番のラッキーでした。 大切な命を預ける病院になりますので、いい先生と病院を探すことが悔いを残さないことにつながると思います。少しでも悲しみを分かち合ってくれると本当に気持ちが楽になります。先生は最後に「悔しい」と涙をこらえて言ってくれました。 他のスタッフの皆さんもチンの名前を覚えてくれて、時間外診療にも嫌な顔せず付き合ってくれましたよ。 少しでも長生きできるチンが増えるように願います。 投稿:匿名希望 様 |