体験レポート
我が家で起こったECEの感染の体験をお話したいと思います。 我が家は私の仕事上の都合で暫く東京で生活しなければならなくなり、名古屋のフェレットの飼い主さん数人に我が家の4匹の子達を分けて預かって貰う事になりました。そして、ぶいはちを預かってくれた方の家に無発症のキャリアの子がいて、まずぶいはちが感染しました。接触から4日目に突然嘔吐がはじまり、直に下痢便となりました。翌日から緑の下痢便に変わり、その後は完全な緑の水便と黄土色の水便を交互に繰り返す様になってしまい子の時点で獣医の診察を受けました。獣医の診断はいわゆる生活環境が変わった事による下痢ではないかとの事で、その日はお腹の注射との事で皮下注射を2本打ってもらい、翌日まで絶食し、葡萄糖溶液と戴いたシロップのみを与えて翌日の夕方また通院となりました。
翌日も症状は一向に改善する様子もなく、とうとう完全に食欲が無くなってしまいました。翌日病院へ行くと直に入院となってしまいました。この日ガムとヒウムを預かってくれていた飼い主さんが心配をしてガム、ヒウムそしてその家のフェレットちゃんを連れてぶいはちを預かってくれている方のところへお見舞いに来てくれました。しかし、これが新たな感染を引き起こす事なりました。入院してから2日後、下痢は相変わらず続いているようでしたが、少しづつ回復している様だとの連絡がありました。治療は、定期的な捕液と抗生剤の投与をしているとのことでした。
しかし、翌日の午後突然全身に黄疸が出てぶいはちが危篤状態になってしまいました。元々肝臓が弱かったのと、この感染症により十分な栄養が採れなくなっていた為、肝臓疾患を引き起こしてしまったようです。この時点で担当医からもしかしたらぶいはちは、感染性腸管カタル(ECE)に掛かっている可能性が大きく残念ながら今現在は有効な治療法が確立されてない告げられました。そして3日後の午前中に亡くなってしまいました。
下痢が発症したぶいはちに3時間ほど接触したヒウムとキャリアであろう子と同じく接触した2匹のフェレットが2日-3日後に相次いで下痢になりました。
#以下はガム達を預かっていてくれた方からの発症から回復までのお話をそのまま記載させて戴きます。
11時頃に家に着いて、皆をいつも通りに出しました。そのときは何ともなかったのですが、0時ごろにトイレをみると水に混じった赤茶色の便があり、おかしいなと思いましたが、ガムかなって思い、気に留めなかったんです。でも1〜3時ごろにマロンがトイレに行って、用を足したに関わらず、顔つきが変になって、じゅうたんに座り込んでそのまま阻喪しました。そのときにはもう下痢で、トイレにしたものも下痢でした。まだ緑色ではなかったですが、水溶便でした。やばいと思って、少し様子を見ると、またすぐトイレに駆け込み、今度はもう水だけの便としてしました。その時点でマロンは隔離しました。そしてまた、ブバって音がするので見ると、ヒウムがやわらかい水っぽい泥状の下痢便をしていて、ヒウムもとりあえず隔離しました。
朝8〜9時ごろに見ると、やはり緑っぽい水様の下痢便があって、とりあえず、午前中に用があり、その合間に病院に電話をして、事の事情を話したら,連れてきた方が言いといわれ、その日の午後に連れていきました。一時帰ったときには茶色の水便で落ちついたのかと思いました。
病院につくと、マロン達の活気がなく、餌も食べないので、そのとき一番ひどかったマロンだけ皮下注射をして、強制給餌をしなさいといわれ、消化の良い餌と内服薬をもらいかえりました。帰り際に、キャリーのトイレを見ると水様の下痢便がありました。刺激臭も強かったです。
家に帰って、ケージに戻すと2匹とも緑の水様の下痢便があり、三角コーナーの隅に水溜りのようになるくらいの便でした。その日から、注射器を使って強制的に給餌をしました。それをしている最中にまた、ブバ!! あと誰か1匹入るとわかっていたのですが、特定できていなかった子がわかりました。大福でした。そのまま大福はヒウムと同じケージに移しました。その後他のフェレットを出しても、少しの下痢やつぶうんは多いもの、マロン達のような下痢をする子はいませんでした。
それから、3匹そろって下痢が続き、木曜日の夕方仕事から帰ってくると、緑うんの水溶でどろどろした便が、三角コーナーでありました。マロンも、ヒウムもなんだかごわごわしていて、おかしいいと思い、即座に病院に電話して、7時半までに来れるようなら来たほうが言いといわれ、急いでいきました。結局マロンとヒウムは脱水を起こしていて、大福も下痢が続いているので3匹一緒に点滴をしました。あと、最初に皮下注した薬を全員しました。最初のもらったのと同じ抗生剤ももらいました 。この時は大福以外は餌を受けつけずに、強制給餌以外は食べていません。ポカリスエット等もあげました。
金曜日も木曜同様の便をしていました。ただ大福だけは回復してきていました。便も少し形がありました。他の2匹は全く回復の兆しがないわけではなかったですが、緑便、茶色といった感じを交互に繰り消していました。しかし仕事が終わったのは7時ごろだし、担当の先生もいないので病院には行きませんでした。この日の夜にあるところで、アモキシリンという広域ペニシリンケイの薬をもらうことになりました。この日の夜には大福は回復し、下痢便も止まっていました。大福は他の2匹に比べると、餌も食べれていたので軽症だったのもあると思います。
土曜日、やはり2匹の下痢便は続いています。最初ほどの水便ではないにしろ、下痢は続いています。緑や,黄緑、黄色の粒粒の下痢。この日はヒウムが元気がないため、心配でした。とりあえず様子がおかしいココも連れて病院に行きました。マロンは回復してきていて、かなり、暴れるようになっていました。ですからお腹の薬を皮下注射しました。ヒウムは、脱水をおこしていたのでまた点滴をしました。お腹の薬も打ちました。あとのこ達は内服でフォローになりました。その夜は点滴をして楽になったせいか、ヒウムにも活気が戻ってきました。 アモキシリンを2匹に与え、他の子は病院の薬でフォローしました。強制給餌は続いています。
日曜日の朝にもう一回薬を飲ませました。すると緑の下痢便が止まって、かなり柔らかいですが、茶色の便になってきました。今までも下利便とは質が違うものでした。強制給餌は続き、多少緑便はするものの、前とは違うものでした。ほんの少しですが、餌は食べるようになってきたようです。でも,ほんの少しなので、強制給餌は続けています。
今回の下痢は、ぶいはちくんの症状に似ていました。先生はマロンもアンゴラのため注意してとも言われました。この2匹はまだ軽症とのことです。しかし毎日のあの下痢便を見たらそういうかな?とは思いますが。
火曜日になり、ヒウムはもう自分から餌を食べるようになりました。今までの分を取り戻すかのように、ガツガツ食べています。水もたくさん飲んで、緑うんもしていません。少し粒うんですが、元気もあって良好です。
これで我が家の関係したECEはお終いだと思ったんですが、私の油断からもう1度我が家でECEが発症してしまいました。自分の仕事の事もひと段落し、名古屋に戻る事となりまして、まずはガム・ヒウムを戻しました。その1週間後、他の飼い主さんに預かってもらっていたはなも手元に戻しました。 そして、はなが我が家へ戻った4日後木曜日のお昼、激し嘔吐と共にECEがはなを襲いました。その日の嘔吐の後からはなは完全な下痢状態へとなり、まったく元気が無くなってしまい食欲も完全に落ちてしまいました。
翌日、病院へ連れて行き診察してもらった所、感染性の下痢では無く腸閉塞の疑いが強いとの事でバリュームを飲ませてその日は絶食で土曜日にレントゲンを撮る事になりました。この時おなかの注射ということで皮下注射を2本打たれました。自宅へ戻り、はなだけキャリーに隔離し様子を見る事に。そして夕方の7時過ぎ頃に病院で飲まされたバリュームがそのまま出てきているの見つけ、私自身はこの時点ではながECEに感染してしまった事を確信しました。ガムかヒウムまたは両方ともキャリアとなり菌を排便していたのでした。翌日、病院へ行き昨夜の排便(バリューム)を先生に見てもらい、自分の考えを話しました。一応レントゲンをとって確認をしましたがおなかが詰まってはいませんでした。その日も、おなじ皮下注射を2本打たれ、捕液もして戴きました。翌日の午後まで絶食し、ポカリスエットなどを十分に飲ませるようにと指示を戴き、シロップをもらい帰宅しました。この時点ではなは完全な緑の水便になっていてまったく元気が無く1日中寝てばかり生活になっていました。
日曜日の午後フードを与えてもまったく食べる様子もなく、バイトさえほんの少しなめて辞めてしまうまで食欲がなくなっていました。取り敢えず、マーシャルのフードを擦ってドロドロにして強制的に食べさせましたが、食べさて2−3分ですべて吐いてしまいます。翌月曜日も強制給餌をしるも、やはり全て吐いてしまいました。発症から5日が経過した時点で体重が200g以上も落ちてきて骨が浮いてきているのがはっきりと解るようになってしまいました。
火曜日の日また通院しましたが病院の処置は前回とまったく変わらず同じ皮下注射を2本打っただけでした。 フードを戻す事については吐き止めを出してくれて、病院で使う治療食(カルカン)を1缶戴き、抗生剤のシロップ(クロマイシロップだと記憶してます)も貰いました。しかし、はなの病状はまったく改善される様子はなく、なにより食事をまったく採れない事による衰弱が心配になってきました。 このままでは、ぶいはちと同じ道をたどる事になると考えるようになりました。
水曜日の日もはなは1日中寝てばかりでした。もうここで、わたしは一つの決断をしました。今回は獣医に頼るばかりを辞めて自分で納得できる治療をしてあげようと決心しました。まず、隔離は辞めて、今までと同じ環境で養生させてあげる事と、Dr.Williams
Bruceが紹介しているアモキシリンを使ってみようと思いました。これでヒウム達は直った前例もありますし。Nさんから残りのアモキシリンを貰い、フードもA/D缶へと変え、木曜の朝からアモキシリンを1回3cc、A/D缶を注射器で吸引し毎回10ccづつを少しづつ何回にも分けて投与することにしました。驚いた事に結果が直に出てきました。翌日の朝、便がまだ少し緑ぽかったですが、下痢から軟便へと変わっていました。その日も同じメニューを与えました。この日は軟便でしたがもう緑の便は出なくなっていました。そして、治療方法を変えてから4日目の朝、はなが自らドライフードをバリバリ食べて、太くてりっぱな便をしているのを見たときは、目頭が熱くなってしまいました。 はなは、この日を境に急速に回復し、元気も完全に元通りになっていきました。
今回の一連の我が家のECEの感染で思う事がたくさんありましたが、一番残念だったのは、Dr.Williams
Bruce が紹介している治療の方法を伝え知っている立場だった担当医の先生が、ぶいはちから始まりはなまで全ての例においてまったく同じ治療の方法しかとらなかったということです。確かに私たち素人がアレコレ言ってみてもしょうがないのかもしれませんが、確実に2つの命が助かっている訳ですからもう少しフレキシブルな考えを持って欲しいと思いました。
#長々と書いてしまいましたが、丹羽さんの処で要点だけをまとめて下さってもいいです。その後また色々調べてみましたが、アモキシリンは、普通はウサギとかの草食動物によく使う抗生剤で、食肉目には普通は使わない薬なんだそうです。今回我が家はこの薬が劇的に効いたので正直に言って驚いています。
投稿: 名古屋市 玉木様