投稿212:リンパ腫

最初気がついた症状は:
2005年12月末、生後10ヶ月のときに発症。ゲージから出してもすぐ寝てしまう、もう一匹のフェレと遊ばなくなったと思った翌日くらいにハンモックではなくゲージの床で寝ていて、呼吸も荒く目もうつろな感じだった。ちょうど大晦日だったのでかかりつけの獣医に連絡が取れず、車で1時間ほどの病院へ。その後別の病院に紹介される。

症状についてコメントがあれば:
まだ1才にもなっていなかったので、腫瘍系統の病気は頭に入れてなかったため信じられなかった。リンパ腫というとリンパの箇所にボコボコと腫瘍がわかるのが一般的らしいが、若年性の場合、がん細胞が一定の部位に留まることは珍しく、血液を循環して全身症状を引き起こすことが多いとのこと。いわば白血病の症状と似ているそう。若年のフェレットでリンパ腫を発症した場合、数日〜一週間くらいで危篤状態になるとのこと。レントゲンで、左肺に水が溜まっているのと、脾臓が腫れているのがわかった。

どんな検査をしましたか:
1件目…レントゲン、エコー。リンパ腫の可能性があるが、うちでは手に追えないとのことで、さらに車で2時間ほどの病院を紹介される。
2件目…レントゲン、血液生化学検査、血液塗沫検査。

診断結果は:
2件目の病院で、血液検査も行った結果リンパ腫と確定診断を受けた。
左肺水腫、脾臓の腫れ(4倍以上)、肝機能異常。

治療方法は :
12/31〜1/2緊急入院。ステロイドと抗生剤、強肝剤の注射により回復。左肺に少し影と脾臓の腫れも若干ひいた。化学療法とステロイド療法で悩んだ結果、前者を選択。若年性の場合進行が早いので、化学療法しか選択の余地がなかった。どんなプロトコルだったかはうろ覚えだが、一般にCHOPと言われているものだった。週に1回を4週間行うのが1サイクルだった。家では朝晩抗がん剤の粉薬と強肝剤を投与。他にもアガリスクやプロポリス、ノニ、カテキンなどのサプリを与えた。(主治医の了解を得て)
1/6初回抗がん剤静脈内点滴
1/132回目抗がん剤静脈内点滴
1/203回目抗がん剤静脈内点滴

その後の経緯は :
1/20の時点では肺に影もなく、脾臓も通常と同じ大きさ、血液検査の値も健康なフェレットと変わらない値だった。それまでの間、時々黒のタール便や変な色の下痢をしていて心配だったが、何日も続くわけでなく比較的健康だった。体重は少しずつ減っていったが1キロを切ることはなかった。(元は1.5キロ)

1/26体調が急変。寝ている時間が長くなる。ただ、一番最初の容態とは違い、丸まって眠っていたし、呼吸も荒くなかった。
1/27抗がん剤の副作用である骨髄抑制の結果、貧血、タール便、膀胱炎を発症。緊急入院。この日の夜、膀胱炎による炎症産物が尿道に詰まり、尿道カテーテルを行う。

自力排尿がなかなかできず、5日間ほど尿道カテーテルを行う。ぽたぽたおもらしをしてしまう状態だが、膀胱炎はおさまったので、2/8退院。よっぽどうれしかったのか、家で飛び跳ね、クックと鳴くまで元気になっていた。

2/11容態が急変。眠る時間が長くなり、食欲がなくなる。後ろ足が伸びきったまま動かなくなる。夜、昏睡状態になり、2/12再入院。脳脊髄炎とのことだった。酸素吸入、抗生剤、ビタミン剤の点滴注射の結果、奇跡的に回復。その後、後ろ足に麻痺が残っていたが順調に回復し投薬を減らし、2/22に退院予定だったが2/21に急変。

再び脳脊髄炎を起こす。入院中だったので処置が早く、体調が安定したと思っていた矢先、こん睡状態に、その後2時間ほどで息をひきとった。
生後1才2週間、リンパ腫を発症してから1ヶ月3週間だった。

副作用を発症してから、抗がん剤投与は行ってなかったが、皮肉にもリンパ腫は見つからない状態だった。なので、体力、免疫力が回復すればかなり良い結果が期待できるときだった。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば

この仔がはじめて飼ったフェレットで、知識もあまりなく手探り状態でした。他の方がおっしゃる通り、なんか様子がおかしいかも?と思った時点でもう遅い場合が多々あります。

病院ですが、私の場合、どこも正月休みで、遠い病院にかかりましたが、この病院で本当によかったと思います。最初、近所の病院に転院しようと思い何件も電話しましたが、フェレット専門の病院でないこと、若年性のリンパ腫に詳しくないこと、化学療法を行わない、緊急連絡先が載っているにも関わらず電話に出ないなど、信頼できそうな病院が見つかりませんでした。ただ、何かあった場合すぐ入院だったので家で一緒に過ごせる時間は少なかったかもしれませんが、入院中は毎日必ず先生から電話をいただけました。面会のときは何時間でも居てくださいと、個室で過ごさせてもらえました。体調の良いときは先生やスタッフの方があそんで下さり、快適に過ごしていたと思います。ただこの病気と闘うのは、フェレットも飼い主も覚悟が必要ですし、私も一喜一憂しては何度泣いたことかわかりません。でも、この掲示板をはじめ、たくさんの方の闘病記を見て、本当に勇気付けられました。

何度ももうだめかもと思ったのに、何度も死の淵から這い上がってきた、この仔の生命力にも驚かされました。余命数日の命が数ヶ月に、しかも最期は苦しまずに亡くなったことに救われる思いです。闘病生活は、今までないくらい濃密なコミニュケーションをとれて本当に幸せでした。

投稿:みっきー