投稿38:全眼球炎
| 最初気がついた症状は: 左の眼球が腫れて飛び出しており、血が混じった涙のような体液も顎のほうまで流れていた。 眼球は白濁していた。それでも本人は食欲もあり、目以外はまるで普段通り。 症状についてコメントがあれば: 翌朝病院でガス麻酔をかけて診察した結果、長時間瞼が閉じられなかった為眼球表面が乾燥していたこともあり、既に失明状態に。 摘出手術も選択肢として挙げられたが、眼球の奥は静脈が集まっていて出血しやすく小動物にとってはかなりのリスクがあると説明された。 同時に口腔内にて歯茎に腫れ物を発見。(即日切除) 万が一これが悪性腫瘍であった場合、顔の内側で腫瘍が広がり眼球を押し出した可能性も考えられるとの事。 切除した組織を病理検査に出し、悪性か良性かの結果が出るまで抗生物質を投薬しつつ様子を見ることに。 眼球の腫れが引き、枯れて小さく萎んでくれれば、手術も不必要でベストだとの事。 どんな検査をしましたか: しかし最初の診察から3日後の深夜、後ろ足の爪で飛び出していたほうの眼球を傷つけたらしく眼球(付近?)から顔半分を濡らすほどの大量の出血。 再びガス麻酔をかけての診察の結果、眼球はかなり奥まで飛び出してしまっていることがわかった。(この時には腫れていた眼球は小さくなっていたので、やはり眼球から出血したものと思う) 診断結果は: このまま止血だけの処置を施しても恐らく「自分で傷つけて出血」を繰り返し更にには細菌感染なども懸念されること、また現在は食欲もあり体力もあると考えられることから、リスクを承知の上摘出手術に踏み切った。 ちなみに、初回診察時に発見された口腔内の腫れ物の切除痕はキレイに治りつつあるので、悪性腫瘍の可能性は低いかも、との事。 治療方法は: 当日午後に手術は無事成功。 瞼の縁や眼球周りの組織ごと全てを取り除き、奥の神経と血管は糸で結び留めたと説明された。 瞼は縫い閉じてくっつくのを待つ。手術から10日後の来週には抜糸の予定。 その後の経緯は: 歯茎にできた腫れ物と摘出した眼球を病理検査に出してもらった。 その結果、歯茎の腫れ物は良性であったので目とは関係無いことがわかった。 眼球のほうは、角膜が傷つきそこから細菌感染が広がったことによる「全眼球炎」であった。さらには眼球周りの筋肉にまで炎症が広がっていたころがわかった為、抗生物質をさらに10日分追加投与することにした。 術後しばらく食欲不振が続いたが、比較的食いつきのよいコオロギやミルワームを中心に与えていたところ2日後には無事食欲も戻った。 幸い右目は正常なので日常生活には支障はないと説明されていた通り、現在はほぼ普段通りの生活に戻りつつある。 他の飼い主さんにアドバイスがあれば: 眼球が腫れて飛び出すというのはかなりの激痛だったはず。なのに態度はまるで普段通りでフードももりもり食べていました。小動物が自分の弱さを見せまいとする本能を改めて見せられました。 残念ながらうちの子は左目を失ってしまいました。もっと発見が早ければ投薬だけで治癒できたかもしれません。しかし、もっと発見や対応が遅ければ、目の炎症が脳などにも広がり命を失っていたかもしれません。 本能が弱さを隠してしまう動物が故に、私達飼い主は日頃からしっかりと観察し、病気や怪我の早期発見・早期治療が求められると思いました。 また、信頼できる獣医や設備の整っている病院を元気なうちに見つけておくことも絶対必要です。その重要性は病気になった後に気づいても遅いのですから。 投稿:匿名希望様 |