投稿54:足のふらつき

最初気がついた症状は:
歩く際に後ろ足に力が入りにくいようで ふらついてしまう

症状についてコメントがあれば:
4歳を間近に控え 高齢期や腫瘍、WHSを疑いましたが
移動やストレス負荷、予後を考え診察はしませんでした。
自宅で精一杯の愛情と可能な限りのケアをしようと思いました。

どんな検査をしましたか:
なし

診断結果は:
なし

治療方法は:
なし

その後の経緯は:
方向転換時に転倒し始め、食事に出てくるのも遅くなり立っているのもようやく、1週間程度で立ち歩きが出来なくなりました。
人間で例えるなら全介助の寝たきりです。

環境:
敷き材はペットシーツの上に手拭いを敷いて排泄物の確認と手入れしやすくしました。
(ラビットゲージの木製スノコに鉢底ネットを打ちその上にペットシーツでしたので通気性やある程度の弾力性はあったと思います、
床擦れ予防にもなりました)怪我防止や観察も兼ねて入れていたハウスを除き 布団代わりの衣類を入れました。
もともと古着類で布団代わりにしていたため特に問題なかったようです。

食事:
身体全体で這いずるようになり 水飲みや食事も自力摂取が難しくなりました。
食器類までの移動距離や食器自体の高低差に顔が上げられないこともあり朝夕2回身体を持ち上げ介助しました
(食欲や飲み込みは問題なかった)
柔らかいフード固いフード共に食べましたがコオロギやウズラの固い部分は残していました。
ゴートミルクや乳酸菌・栄養剤をトッピングしながら与えました。

清潔:
腹這いが多かったため 陰部の汚れは多少ありましたが清拭で充分でした。
朝夕食事以外の時にお腹をマッサージや濡れタオル類で刺激して排便を促しました。

その後:
寝たきりになってから1週間後 静かに星になりました。
気付いてからわずか2週間足らずでした。
長くないことは感じていましたのでペット葬祭も検索していたため、すぐに対応してもらいました。
堰が切れたのは安置して片付けを行う時と天に昇る時でしたが思い切り泣くことで昇華出来ることもあると知りました。

他の飼い主さんにアドバイスがあれば:
いつか来る別れの時のために「自分が出来る・してあげることのなかで精一杯のこと」を考えてあげて下さい。

寝たきりで全てに介助が必要になった我が家のハリは初めて「甘え」ました。
寂しい時、動かない身体を開閉扉の前まで必死に運び鳴いてみたり、辛いだろうに食器を動かす僅かな音で知らせてみたり、
何より抱かれて匂いや体温で安心してしまうことに涙が零れました。

どうか惜しみない愛情を注いであげて下さい。


投稿:kana様