投稿62:腫瘍
最初気がついた症状は: 食欲が徐々になくなり、一週間程ほとんど食べずに寝ている状態でした。はりねずみの食欲不振はよくあることだと聞いていたし、前にも食欲不振になったことがあり、自然と食べるようになっていったので、今回も病院につれてくまでは初めしませんでした。いろいろな食べそうなご飯をあげて食べるか様子を見る日々が続いていました。 症状についてコメントがあれば: とにかく食欲もなく、具合が悪いのかあまり行動しなくなりました。体重も、初め390グラムだったのですが、徐々に減って行ったので心配になり、病院に連れていきました。当然食べていないのでほとんど排泄もしていない状態でした。 どんな検査をしましたか: うちの行った病院は夜間診療や休日診療も行っている、小動物専門外来のある病院です。まず、初診の時点で、食欲低下になる原因をいくつか聞かれました。環境が変わったり、フードが変わったり、気温の変化があったかどうかなど。その後、どれにも当てはまらなかったので念の為にレントゲンをとりました。本当はエコー検査のがよいと言われましたが、体力が低下しているので麻酔ができないと言われました。 診断結果は: おなかに腫瘍のようなものが見られると…女の子なので子宮に腫瘍ができてる可能性があると言われました、そしてその腫瘍が腸を圧迫しているらしいと。そして、体力低下から、肺炎になっていると言われました。鼻が湿っていて鼻水がでているそうです。腫瘍切除に関しては、悪性か良性かわかりませんが体力的なこともあるのでちょっと考えてください、と言われ帰宅。 治療方法は: 栄養剤の注射をし、痛み止めのとんぷく薬をもらいました。薬は、赤くて甘いシロップのようなもの。帰ってからは、注射をしたので元気がありませんでしたが、薬をヤギミルクに数滴入れてあげたら飲んでくれました。それまでなにも食べなかったので嬉しかったです。夜になり薬が効いているせいか元気に動き出しました。 その後の経緯は: 2日後に病院へきてくださいと言われましたが、次の日にぐったりとして元気がなく、また、白黄緑のうんちがしてあったので、急遽夜間診療でみていただくことに。ちょうど院長先生も夜勤でいたので診ていただきました。レントゲンではおなかの状況がわかりにくいのでエコーでおなかの中を診ることに。10分程度しか効かない気体の麻酔を吸わせてかけました。エコーでの映像は飼い主も治療室に入れていただけて、普段はしないらしいですが、他の患者さんがいなかったので一緒に説明をしてもらいながら見ました。院長先生はとても親切でわかりやすかったです。すると、子宮の腫瘍ではなく肝臓と腸に問題があることがわかりました。肝臓に水がたまっている所が少しあるのと、腸が炎症を起こして腫れ上がり消化不良を起こしていたそうです。肝臓の水はそんなに大きくないので心配いらないとのこと。腸の腫れが原因で食べ物が消化されず、栄養が身体にいかなくなり、お腹が痛いので余計ご飯を食べれなくなったり動けなくなったりしているそうです。白黄緑のうんちの原因は、消化されなかったのミルクと胆汁の緑らしいです。食べても消化されなきゃ意味が無いので、腸の腫れを引かせる粉薬をもらいました。それから鎮痛剤ビタミン剤の注射を毎日通院して打つことに。薬は苦いせいかミルクに混ぜてものんでくれなくなり、薬を飲まないので腸の方があまり改善されず、いろんなものに混ぜてあげたりしました。注射の効果は、してから数時間後、鎮痛剤がきいてるのか少し元気になり動き出しました。10日ほど病院に通い、固形物を少しだけ食べるようになったので病院は2日に1回になりました。数日後、朝容態が急変しました。咳のようなものやククククっといった声を発してぐったりしている。どうやら肺炎が悪化しているようで、病院に連れていきましたが、覚悟してくださいと言われました。痛み止めの注射をし、お薬をもらい帰宅。その後数時間後、お空へと旅立ちました、お医者さんは、痛み止めが効いているので最後苦しくはなかったんじゃないかとおっしゃっていました。 他の飼い主さんにアドバイスがあれば: 今日でくるみが亡くなって四十九日です。気持ちの整理をするためにも、投稿することにしました。原因は、ストレスみたいですが、ストレスといっても人間に飼われること自体がはりねずみにとってはストレスなので何とは言いがたいと言われたのではっきりとした原因はわかりません。通った病院は、神奈川県相模原市にあるハート動物病院です。治療も丁寧だし、亡くなってから動物病院の主治医の先生から手紙が届くなど、とても親切でした。 投稿:くるみママ様 |