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年に1回、獣医さんに健康診断をしてもらうことをおすすめします(予防接種の時と同時で構わないと思います)。そしてできれば耳ダニの有無、検便(寄生虫)、歯、触診等をしてもらうとよいでしょう。
健康診断と検便(寄生虫もなく正常な状態)
もしあなたの住んでいる地域が蚊のたいへん多いところであり、フィラリア感染の動物が近くを徘徊している可能性が少しでもあるならば、フィラリアの予防薬(1200円程度)を獣医さんにもらって飲ませるとよいでしょう。フェレットにはミルベマイシンという薬がよく使われます。5〜11月の間で月に1回、薬を与えます。フェレットバイト等と混合して与えるといいでしょう。遅めの時期から予防薬を飲ませるときは、すでに感染していないか抗体検査することは重要です。(感染した後での予防薬は危険です)。この血液検査はストレスと費用と日数がかかり、検査結果も100%といえないのであまり現実的ではありません。蚊が出る前からの投与が重要です。ファイザー製薬からノミ、フィラリア、回虫、耳ダニを予防・駆除できるスポットタイプのレボリューションという便利な薬もあります。
フィラリア原虫
栄養バランスのとれた食事と適度な遊び(運動)、そして飼い主とのスキンシップが大切です。ケージの中ばかりで少しも遊ばせないとストレスもたまってきます。犬のように散歩をかかさずするということはありませんが、少なくとも1日のうち1時間くらいはお部屋の中で遊ばせてあげるくらいのことはしてあげたいものです。
フェレットは寄生虫を腸内にもっていることはほとんどありませんが、不衛生なペットショップで購入したり、病気で死んだ動物のケージや備品を消毒しないで再利用すると感染することがあります。元気がいいときは寄生虫も増殖することがなく便も普通ですが、一旦体力が落ちると増殖して下痢になることがあります。購入した直後は元気でも数日後に下痢になることが多いのもこのことがあるからです。寄生虫がいる下痢便は甘酸っぱい臭いがすることが多いです。寄生虫がいる場合は、絶対に他の動物との接触はさせず、食器も一緒に洗ってはいけません。動物を触る前と後は必ず手洗いをします。洗浄には必ずイソジンウオッシュ殺菌液かオスバン殺菌液を使用します。ケージ、トイレ、寝床、食器、ボトルは定期的に殺菌します。家庭では熱湯消毒や漂白剤消毒が簡単ですが、ヒビテン消毒薬がおすすめです。一晩つけ込みます。購入後は早めに健康診断をします。
健康診断で検便をすると「クロストロジューム」という腸内細菌が顕微鏡で見えることがあります。これは腸に常在する菌(悪玉菌)です。とくにフェレットの健康に問題をおこすことはありませんのでそのままもかまいません。フラジール(メトロニダゾール)の投与してもかまいませんが、善玉菌を増やしたりストレスのない環境で腸内バランスを整えてもいいでしょう。
フィラリア予防薬や毛玉予防サプリがおすすめ
事前にフェレットについてよく知っている獣医さんを家の近くで見つけておくことです。そうすればいざというときにあわてなくてもすみます。動物病院はフェレットを買った地元のペットショップで紹介してもらうのがいい方法です(動物の健康管理をしっかりしているお店はよい動物病院を知っています。)。できれば予防接種や健康診断は人任せにせず、自分で行ったほうが獣医さんとの関係ができるのでおすすめします。
フェレットは、明るさや暗さに敏感なので、夜間にはなるべく照明を消して「光刺激」を防止してください。室内の照明を消せないなら、遮光生地でケージカバーをしたり、厚手の寝袋に潜って寝させることをおすすめします。そして朝には太陽の光でお部屋を明るくしてあげてください。夜でも明るい照明にさらされたりすすのが数年続くと、体内時計やホルモン分泌が狂いやすくなり、副腎などに病気が発生する確率が高くなります。
少しでも気になる症状があれば、獣医さんにすぐに相談することが一番です。