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フェレット獣医学

[飼育と生理機能の基本]


餌と食生活:
フェレットは完全に食肉目に属します。消化器官は短く、動物性タンパク質を消化するようにできています。それにともない、消化器官を食べ物が通過する所要時間は約3時間です。タンパク源は、消化しやすく、アルギニンやタウリンのように「高品質」のアミノ酸組成である必要があります。消費カロリーは、体重1kgあたり1日200から300kcalです。腸では繊維を消化、吸収することができません。
フェレットは1回に大量食べるより、「スナック」のように少しづつ食べる傾向にあります。いつでも餌を食べられるようにしておくと、普通、1日に少しづつ10〜12食とります。このような摂食パターンや歯垢がたまりやすいことなどを考慮すると、半生タイプや缶より、ドライフードが長期的には適しています。ドライフードを与えていても、歯垢や歯石はすでに2年目にして形成されることがよくあります。歯生や構造は、猫のそれとよく似ており、虫歯などもよくみられます。(歯式は、門歯3、犬歯1、小臼歯3、大臼歯1/2、乳歯は生後2週間で生え、永久歯は生後47〜52日で生えてきます。)
フェレットフードが市販されています。また、高品質の子猫用フードも、タンパク質が34%〜38%であれば与えることができます。最近の調査は、タンパク質が34%でも低すぎると提案しています。脂肪は最低でも20%が望ましいでしょう。年をとればとるほど、タンパク質は高品質で消化しやすいものが大切となります。タンパク源は、植物性よりも動物性が必要です。穀物(特にトウモロコシ)を多く含む食生活は、膀胱結石を起こす可能性があります。フェレットはあまり魚を好みません。
脂肪酸は20%〜30%必要で、必須脂肪酸を含んでいなければなりません(リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸)。脂肪酸が欠乏すると、毛が乾燥してごわごわになり、掻痒症になります。脂肪酸は、市販の製品で補うことができます。バナナやグレープなどのくだものをおやつとして時々与えることもできます。フェレットに必要な一定のアミノ酸と必須脂肪酸量は、はっきりわかっていませんが、猫のそれに類似していると考えられます。ビタミンの欠乏症状が報告されています。1日あたりの食事量におけるビタミンE不足や多価不飽和脂肪酸の過剰による脂肪組織炎がそれです。フェレットはあまり魚を好まないため(他のイタチ科と異なり)、赤みのマグロを食べている猫にはよく見られる脂肪組織炎は、あまり一般的ではありません。
フェレットに生肉は与えないでください、腸内寄生虫が発生し、ボツリヌス菌による致命的な状態に直面する可能性があります。

水:
新鮮な水をいつも飲みやすくしておきます。飲み口がステンレス性のウオーターボトルをケージの外側からつけます。フェレットは何でも遊んでしまうので、ボトルや餌のボールはしっかりとケージに固定しておくか、動かしにくい重いものにしておかないと、ひっくり返してしまいます。

ビタミンとミネラル:
高品質のフードを与えていれば、特に補助食品は必要ではありません。逆に、危険な場合もあります。

おやつ:
加熱処理をした肉や卵(生の肉はボツリヌス菌のため避ける)などがフェレットに向いています。骨のあるものは避けてください。くだものや野菜は、少量ならばかまいませんが、食物繊維が多いのでほんの少しにしてください。繊維が多すぎると、粘液状の軟便を起こします。精製糖分をたくさん含む食物は、絶対に与えないでください。膵臓に負担をかけ、真性糖尿病を起こす可能性があります。

毛球予防:
フェレットは胃に毛球がたまり、腸閉塞をおこすことがあります。猫と異なり、フェレットは毛球をめったに吐き出しません。予防には、猫用の毛球緩下剤を使用できます。週2回1〜2cm経口投与してください。

住まい:
フェレットは脱走の名人です。フェレットが入り込めそうなところはすべて要注意です。危険なものが置いてあるところはすべてチェックしてください。例えば、電気コード、ゴム製品、プラスティック製品、植木などのように、噛みちぎって飲み込み腸閉塞をおこすもの、毒性のあるもの、けがするものなどがあげられます。また、家電製品、リクライニングチェア、屋外への抜け道となるルートにも気をつけなければなりません。おおまかには、直径1インチ(約2.5 cm)以上なら、フェレットにはすべて危険です。床に伏せて、立った目線では気がつかない危険物や穴を見つけてください。これを「FERRET PROOFING」(フェレット対策)と呼びます。
ケージのラボラトリー基準は決まっていますが、ペットフェレットにはもっと美的に優れたケージが相応しいでしょう。フェレットは脱走の達人で、しかもとどくところならどこでも入り込もうとします。最低3cmの隙間があれば、通り抜けられます。ソファやキャビネット、家電製品の下などがあげられます。フェレットを自由に放しているエリアは、すべて「FERRET PROOF」する必要があります。これに加えて、子どものフェレットは何でも噛んでみようとします。とくにゴムや発泡製品は、胃や腸の異物となり危険です。

睡眠:
フェレットを「巣」で寝るのを好みます。ハンモックやクッションの入ったベッドを作ってやると、フェレットは穴を掘ってもぐっていきます。

サニタリー:
フェレットはトイレのしつけができます。トイレの砂は、粒子の細かい固まる砂タイプ(clay litters)のものより、ペレット状のものがよいでしょう。前者のものは埃がたち、呼吸器官に悪い刺激をおよぼします。フェレットはトイレの砂にも穴を掘ろうとする上、猫のように排泄物をうめることはしないので、敷き詰める砂は浅くてかまいません。

環境:
フェレットは、熱に耐えることができません。狭い場所へ入れての移動や換気の悪い車の中など。とくに温度も湿度も高い気候では、あっという間に熱射病になります。摂氏33度以上は避けてください。

グルーミング:
定期的なグルーミングには、爪切り、入浴(頻度はこの種特有のじゃこうのにおいに対する飼い主の好き嫌いによによる)、外耳のクリーニング、歯石の形成を遅らせるための歯磨きがあります。フェレットの体臭の度合いは、不妊・去勢をしているかに否かによります。してあるものは皮脂分泌が顕著に減少します。肛門周囲の臭腺は、購入以前に子供のうちに切除手術されますが、いつもその必要があるわけではありません。フェレットは、大変興奮したときか脅えた時にしか、この臭腺から匂いを出すことはありません。

おもちゃと遊び
ゴム製のおもちゃは避けましょう。フェレットはゴムやプラスティックを噛み千切って飲みこみ、腸閉塞をおこします。「FERRET PROOFING 」する時は、フェレットのいる部屋から、ゴムのついた製品(イヤホン、スピーカー、靴の底、輪ゴムなど)を取り除いてください。四つん這いになって、抜け穴を探し、栓してふさいでしまうのもよいでしょう。安全なおもちゃは、メタル(缶)、紙袋、ダンボールのような厚紙のチューブ、硬いプラスティクやナイロン製品などです。布製のおもちゃも使われますが、定期的にどこか噛み千切られていないかを確認する必要があります。フェレットは遊ぶのが大好きで、人間とも遊びます。「WEASEL WAR DANCE」は見ていてとても楽しいものです。アパートのような狭い環境で手軽に飼えるため、都会人の哺乳類ペットとして理想的なようです。

歯と年齢:
1年未満:歯は真っ白で、不透明
2年目:下1/3が少し半透明
3年目:歯は象牙色になり、半透明部分が歯全体になる場合もある
4年目:歯が黄色っぽくなり、かけることもある
5年目:歯はほぼ完全に半透明
6年目:歯は濃い黄色になり、ほぼ透明


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