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たいていが風邪です。もしかするとインフルエンザかもしれません。人間からうつされたと考えられます。風邪にかかると動きが鈍くなり、水をたくさん飲みます。くしゃみだけの場合はダスト(埃)アレルギーかもしれません。購入したばかりのフェレットを新しい部屋へ連れてくると、よくくしゃみや咳をします。これは新しい環境の臭いや埃に反応しているだけで、数日後にはたいていおさまります。またほこりっぽいところへ潜り込んだりするとたまにせき込んだりします。
風邪の症状が軽い場合は、補助栄養剤をあげてフェレットレックス(症状を和らげる製品)を鼻につける、安静にして3〜7日で普通は回復します。
しかし風邪がひどいか数日以上症状が続いている場合は獣医さんに診てもらうのが良いでしょう予防法は、あなたが風邪にかかっている時は手を洗い、フェレットにキスをしないことです。
慢性的な咳には注意が必要です。風邪や軽いアレルギーではすぐに治まるものですが、長く続く場合は、毛が気管支や腸に溜まっている可能性があります。また心臓肥大などの病気でも咳をしやすくなります。急にお部屋の湿度が下がるときに一時的な咳をする場合があります。一過性の咳はお部屋の環境もチェックしましょう。
毛が気管支や腸に溜まっている可能性については消化器系の症状かな?を参照ください。
−風邪の予防と治療−
まず、買ったばかりのフェレットや環境がかわったばかりのフェレットには、入浴をすぐにさせてはいけません。1週間くらいして落ちついてから入浴したほうがいいです。また予防接種直後も入浴を避けてください。寒いときには、かならず寝袋を用意してあげましょう。入浴後はよく水分をふいてすぐに乾かせてあげることが大切です。温かい部屋で乾かすことです。熱風が出るドライヤーは避けましょう。
風邪の初期は透明な鼻水があらわれます。この時点で栄養と保温をしてあげることで、すぐに快復するものですが、ベビーや老齢のフェレットは風邪が進行する場合がありますのでよく観察してください。またインフルエンザのような風邪も進行していきます。風邪が進行すると鼻水が濁って、涙目、息苦しい症状を出します。この場合は受診したほうがいいです。
治療は抗生剤の投与と栄養補給が一般的です。また吸入器(ネブライザー)も効果的です。インターフェロン注射はフェレットの風邪の予防に効果があります。
フェレットは人間からインフルエンザをうつされます。ただし感染率は人間同士のものに比べてかなり低いのですが流行時期にはフェレットにも感染してしまうことがあります。インフルエンザといっても型があり、フェレットはA型のインフルエンザに感染します。他にはB型やC型がありますが、それらには感染しないです。鳥インフルエンザのように変異型だと注意が必要です。
症状としては、鼻水、くしゃみ、咳、涙目、食欲の減少、嗜眠、時に下痢が見られます。新生児ではインフルエンザは致命的なことがありますので注意してください。もし、食欲が全くなくなり、あるいは緑ないし黄色の鼻水や目やにがあり、さらには目立った症状があるなら、すぐに獣医さんに診察してもらう必要があります。人間のインフルエンザと同じで早期の治療(タミフルを使用)と体力維持、保温、水分補給で治りますので致命的な病気とは考えなくていいでしょう。インフルエンザはジステンパー感染症の症状とよく似ているのであわてないで対処しましょう。
インフルエンザ医療薬タミフル
たいていは、ストレス関連性の胃潰瘍で著しい腹痛が原因です。その他の症状は、黒いタール状の糞便、食欲不振、があります。
獣医さんによる治療が必要です。この状態から回復するには3〜4週間かかります。そしてフェレットの周囲環境からストレスを取り除くことです。
耳に垢が溜まるからといって綿棒で耳の穴の奥までゴシゴシ擦ると、炎症をおこすことがあります。耳掃除は目で見える部分だけを軽く掃除してあげるようにします。クリーナーを耳に垂らすことによって奥の耳垢が浮き出てきますので、出てきたところをふき取ってあげましょう。炎症はひどくなることがあるので、獣医さんに見せることが大切です。
もし耳にどろどろの黒い耳垢がみられたら、耳ダニが寄生している可能性があります。赤みを帯びた茶色い耳垢や乾いた黒い耳垢は正常です。正常なフェレットでも耳垢は多いほうです。月に1度は耳掃除し、耳をチェックしましょう。
ダニはフェレットが他の動物と接触したり、飼い主が外出先から衣服や靴にダニの卵を付着して帰宅することもあります。いつも耳を清潔にしていてもダニがつくこともあります。
動物病院で調べてもらって、薬を処方してもらうといいでしょう。診断は顕微鏡で耳垢を調べればわかります。治療は殺ダニ剤(イベルメクチン等)の点耳投与です。注射や軟膏、経口で処置する場合もありますが、注射の場合は過敏反応をおこすことがあるので注意が必要です)。ダニが卵の状態では薬で死滅しませんので、孵化した状態での点耳投薬が必要です。数週間は処方通りに、薬をつけてあげていただければ、完全駆除も可能です。ファイザー製薬からノミ、フィラリア、回虫、耳ダニを予防・駆除できるスポットタイプのレボリューションという便利な薬もあります。
日頃のケアが大切です 耳ダニの顕微鏡写真(右)
ある特定の繁殖場のフェレットから多発しているようです。生まれもって耳がまったく聞こえないフェレットがいます。遺伝性の病気と思われています。ハーモニカ等の楽器で高温域の音を聞かせて反応するかどうかで確かめます。
聴覚障害は残念ながら治療のすべはありません。しかし、フェレットは耳が聞こえなくても、視力、嗅覚で日常生活は問題なくできるでしょう。しつけをするときは、音や声に関連させた覚え方をさせれませんので、多少苦労がともなうかもしれません。あとは心配することはとくにないでしょう。