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消化器系の症状かな?

うんちがちゃんとでない

フェレットのうんちは、臭いもほとんどなく、黒い「かりんとう」のような形状で1〜2本を1回で出します。手でつまめるくらいの固さが普通です。ただしフードの種類によって多少異なります。フェレットは他の動物と比べ、腸が短く消化時間が短いです。大人のフェレットで、食べてから3〜4時間で排泄物となります。ただし、フェレットのうんちは1日に5〜10回くらいに分けて排泄します。

 トイレでうんちをしない、いつもより長くトイレにいく、うんちが細長いという症状ならば腸閉塞を疑う必要があります。異物を飲み込んで腸でつまってしまった状態です。こころあたりがあって24時間たっているなら、即座に獣医さんにつれてゆくべきです。(フェレットは閉塞があっても1日間は排便します)

異物を飲み込んでしまった

 まだ小さい子供のフェレットにおきる事故です。フェレットはゴムやスポンジ、タオルの端、靴底、おもちゃなどを噛んで飲み込んでしまうことがあります。体毛をなめて腸に毛玉がたまる(ヘアーボール)も2歳以上のフェレットではよく見られます。

 大きすぎて通過困難な外来異物の多くは胃に滞留し、慢性の消耗性疾患を引き起こします。時にこの状態が数カ月続くかもしれません。しかし、もしその異物が胃を通過して小腸で滞留すれば、ペットは急に病気になり、著しく元気を消失し、脱水状態になり、腹部に激痛があるようになります。手術をして異物を取り除かなければ、最終的には昏睡、死という事態になります。

 胃腸管に外来異物がある場合にペットが示す他の徴候としては、しばしば前足で口をかく、食欲低下、間欠性の黒いタール状の便があげられます。

 ラクサトーン(毛玉除去剤)を毎日ないし1日おきに飲ましたり、フェレットが口にしそうなものをとどかないようにするなどの工夫が予防になります。とにかく、なんとかして異物を外に出すようにしなければなりません。獣医さんに見てもらうことです。

 
 消しゴムが腸に詰まっているのを開腹手術で取り除いている様子。異物で腸が膨らんでいます。

うんちがいつもと違う

 急にトイレを使わなくなった。いつもよりもかなり頻繁におもらしをする。排泄時に苦痛がみられる。便の色あるいは質がおかしい。何らかの病気の可能性があります。また環境や食事の変化によるストレスも考えられます。

 よくあることは胃腸にあわない物をおなかに入れてしまうことです。このためやわらかいうんちや変色したうんちが出ます。フェレットが元気であるならば2〜3日以内に治りますがそれ以上続くようであれば、獣医さんに連れていってください。

 高齢や病気で免疫力が低下しているフェレットは、引っ越しやどこかに預けたときに、環境変化のストレスで緑色の下痢をすることがあります。普段から免疫力を高めたり、環境に変化があってもケージ内はいつも使用している備品を使用したりして、すこしづつ慣らしていくことが大切です。

 
 軟便といわれる便です。消化不良やストレス時、寒さ、食べ物の影響ででたりします。この程度なら様子観察でいいでしょう。

 暗いタール色の糞には注意してください。胃腸管の出血を意味しています。もしこのような糞を見たら、獣医さんに見てもらってください。急死する場合もあります。タール状の便にはアリューシャン病も考えられますが、アメリカの粗悪環境の小規模繁殖場(海外へ輸出していない)でしか発生していませんので、日本での発生はまだ考えられません。アリューシャン病と同じ症状を示す病気に伝染性の急性リンパ腫(ウイルス感染の可能性が高い)があります。リンパ節の腫れが伴ったり、白血球とリンパ球数が異常数値を示したりします。どちらも専門的な治療が必要です。他に胃潰瘍(ストレス、胃酸過多、潰瘍発生物質の摂取)の場合もタール状の便になることがあります。胃潰瘍は適切な治療で3-4週間で回復します。

 緑色のうんち(やや下痢っぽい)は風邪をひいたときや消化不良時、極度のストレス時によく見られます。軽い風邪ですと2,3日で回復してうんちももとの色にもどります。それ以上続くようだと別の原因も考えられますので、獣医さんにみてもらってください。

 新しい新入りフェレットをお迎えした直後に古株のフェレットが緑色の下痢うんちをすることがあります。お迎え症候群と呼ばれます。これは相手のフェレットの毛についた雑菌を舐めておきる雑菌性腸炎やストレスによって潜在するコロナウイルスが活発化した可能性があります。長い間快適な家庭で暮らしていると自然界の雑菌にたいしての抵抗力が弱くなってくることがあります。新しいベビーフェレットを受け入れたり、他の動物との接触で舐め合ったりしたときに、ストレスで免疫力が低下して腸炎をおこすことがまれにあります。お薬の処置で回復しますので、獣医さんにみてもらってください。新入りのフェレットを迎え入れたときは1週間は別居させて、その後の1週間はケージを隣り合わせてハンモックや寝袋を交換してお互いの匂いに慣れさせます。その後にすこしずつ対面させてゆっくり交流させていってください。いきなり一緒にさせないことでストレスが軽減されてかなり予防ができます。

(参考資料)ECE・コロナウイルス最新情報

 粘液状のどろっとした便(半透明や緑色の場合もあります)は、腸壁がはがれ落ちたものです。消化不良や環境変化、ベビーのお迎え時、風邪の初期症状に見られます。通常は数日でおさまりますが続く場合は、獣医さんにみせましょう。消化のいい食事や乳酸菌製剤がおすすめです。緑のウンチ=グリーンウィルスと考えがちですが、たまにするぐらいなら問題ないです。下痢がひどいと、普段なら腸内で処理されるはずの胆汁が、そのまま出てしまいます。胆汁自体は、茶色の色なのですが、体外に排出されると酸化して緑になります。お腹の弱い子は、判断を間違えないようにしましょう。

 鮮血と粘液が混じった下痢便は、腸粘膜出血の可能性がありますが、続かなければ一時的なのものでもとに戻ることがあります。環境の変化でストレスがたまった時におきやすいです。続く場合は熱中症、異物摂取が考えられますので診断が必要です。

 
 (血便)

 涼しい場所から急激に暑い場所へ移動したり、温度が急激に上昇したりした場合、過度のストレスが内蔵にかかることがあります。血便、粘液便、食欲不振、脱水症状を伴ったりします。水分補給や点滴、腸の粘膜を保護するお薬を与えます。また一時的な絶食(水分は必ず補給する)や流動食に変えて治療します。よく熱中症は感染症と間違いやすいですので気をつけてきちんとした対処をするようにしましょう。マスタード状のつぶつぶが混じったウンチは正常の範囲の場合もありますが、エサが体質に合わない、幼少期にふやかしフードでなくドライを食べて慢性下痢の体質になったような場合もあります。環境変化等のストレスによってもマスタードうんちが出る場合もあります。

 リンパ腫が腸管に転移した場合にも、下痢が続きます。あまり下痢が続く場合は放置しないで検査を受けるようにしましょう。

−−補足説明「アリューシャン病」−− 

 出身不明のフェレットが入荷する輸入会社やお店で購入したフェレットで2週間以内にタール状の便が出たらアリューシャン病(バルボウイルスによる伝染)を疑う必要があります。アリューシャン病はミンクの伝染病ですが免疫力の弱いフェレットにも感染します。ジステンパーと違い空気感染はしません。消化器感染ですので共同生活しているフェレットに感染していきます。アリューシャンのウイルスは尿や体液に含まれていてフェレット同士の接触は危険です。また飼い主の手や飼育器具からも感染することがあります。繁殖場やお店の消毒や衛生管理、隔離飼育で2次感染を予防できます。犬用のパルボ用ワクチンでは予防効果はありません。症状は急激な体重減少、衰弱、麻痺、肝機能低下、出血性肺炎、血の混じったタール状の便(ブラックコーヒー色で鉄のような臭いがする)便をします。繁殖場では流産や新生児の早期死亡が大量発生します。ウイルス性なので肺炎を伴う場合があります。抗ウイルス剤の投与で快復する場合もありますが、通常は発症から数日で死んでしまいます。タール状の便をするフェレットと他のフェレットを接触させないようにしなければいけません。 アメリカでは一部の不衛生な繁殖場で発生しており、フェレットショーなどで感染が広がる危険性が指摘されており、不特定多数のフェレットが集まるようなイベントへの参加は控えたほうが無難と専門家は指摘しています。手洗いやアルコール殺菌だけではウイルスは死滅しませんので塩素消毒を併用する必要があります。現在アリューシャン病は検査することができます。発病していなくても感染しているケースもあり、そういったフェレットは突然に発病や感染を引き起こすので要注意です。健康管理がしっかりされたショップを選ぶ、感染が爆発的に広がりやすいイベントにフェレットを連れて参加しないことが重要です。

 アリューシャン病の最新治療として米国では「メラトニン療法」が注目を浴びています。これは体内時計を正常化するホルモンのメラトニン剤を飲ませるものです。(健康サプリメントとしてアメリカでは一般の薬局で販売されていますが、日本では輸入されていないので個人輸入などで取り寄せるしか方法がありません)。ただしまだ臨床データも多くないので実際の効果は不明です。また症状が改善されるのであって感染ウイルスが死滅するわけではないので、良好に見えるからといって他のフェレットに接触させたり、譲渡したりしては感染を広げるだけなので要注意です。

 アリューシャン病を調べるのに簡易キットがあります。これ唾液で調べるものですが、精度が低いのであくまで参考にする程度がいいでしょう。血液を採取して専門機関に出すのが確実です。獣医師に相談しましょう。ただ、現在において日本ではアリューシャン病発症の報告がない状態が続いています。発生がおきていなければ心配する可能性は低いです。タール状の便でも違う病気を疑うことも必要です。

 高温による熱中症を起こしたフェレットは、肝機能の低下、タール便の症状を出すことがあり、アリューシャン病と誤診されやすいです。

(参考資料)リンパ節の腫れ
(参考資料)アリューシャン医療体験投稿

下痢や嘔吐

 下痢はさまざまな要因が考えられます。たくさんの病気の症状のひとつであるからです。

 生後3ヶ月未満のベビーは、腸も成長段階ですのでよく消化不良による下痢っぽいうんちをすることがあります。また環境の変化によるストレス性下痢もしたりします。マーシャルフードを与えていて消化不良になったときはマスタードのような粒下痢になります。元気なのが特徴ですが、じゅうぶんにふやかした消化のよいフードを給餌してあげてください。たいていはしばらくするとよくなります。脱水症状には注意してあげてください。

 ミルクや乳製品によって下痢をおこすこともあります。おやつの与えすぎや砂糖や食物繊維がたくさんはいったおやつを食べた場合も下痢をおこします。生後3ヶ月未満のベビーに固いおやつは禁物です。

 また極度のストレス、傷んだエサ、エサの変化、トイレ砂の誤食などでも嘔吐や下痢をすることがありますが、それを繰り返したり吐物に血痕がある場合には獣医さんに連れて行ってください。特に脱水症状には注意してください。

 消化不良はエサやおやつに起因するケースもあります。フェレットは盲腸がないので食物繊維は消化できません。植物繊維や植物性蛋白質を大量に与えてはいけません。フードの繊維含有率は2%以下であることが理想です。消化できる炭水化物は砂糖、乳糖、果糖などの単糖類だけで、澱粉以外の多糖類は消化が困難といわれています。フェレットは炭水化物からのエネルギーをほとんど必要としませんので、たくさんの複合炭水化物を与えると、腸内細菌叢を崩し、消化不良を引きおこします。


(消化不良、ストレス性、他のフェレットの接触、ベビーに固いフードを与えるとこのような下痢をすることが多いです)

 栄養剤や腸内毛玉除去剤を与えた後もうんちがやわらかくなりますが、この場合は心配いりません。ただし過剰に与えすぎた場合の下痢は使用を中止しましょう。エサについても鮮度のよいもの購入するように心がけてください。古くなったり、保管状態がわるいと異臭がしたり、油っぽくなったりしていることがあります。

 下痢のなかに白い粒が見られるようであればコクジウム(寄生虫)が考えられます。治療のために獣医さんに連れていってください。薬投与で4〜10日で完治します。普通は、フェレットにコクシジウムはめったに発見されませんが、繁殖場によっては慢性のキャリアーのベビーが輸出されたりすることもあるようです。ただ、流通経路での感染、ペットショップ内感染がほとんどです。糞便を介して他の動物に感染しますので隔離治療が必要です。

 トリコモナス菌は動物のほとんどがもともと体内に保有しているといわれている腸内細菌(腸内悪玉菌)です。生まれた直後より保菌して成長していきます。通常は、菌数も少なく活動力も弱いため、元気であればなんの症状もあらわれずに普通に過ごします。検査しても発見されないこともあります。他の動物への感染力も弱く、飼育上大きな問題はおきません。しかし、環境の変化やストレス、栄養不良等により体力(免疫力)が極端に下がったときに、このトリコモナス菌が腸内で増幅し、発症(下痢)することがあります。甘酸っぱい臭いや粘液物が混じる下痢というのが特徴です。発症するとその下痢便を介して他の動物に感染していくこともあります。特に下痢もなく元気であれば、薬によって駆除する必要性は少ないのですが、いっそのこと駆除してしまうこともいいことです。もちろん下痢を起こしているときは、すぐに薬で菌の活動を抑えなければなりません。動物病院で薬(メトロニダゾール等)をもらって与えれば4〜10日くらいで完治(駆除)します。下痢をしている他の動物との接触を避け、体力を維持させることが予防になります。

 フェレットは哺乳動物のなかでも嘔吐しやすい消化器官をもった動物です。嘔吐が一過性で、その後食欲と元気があれば問題はないでしょう。しかし1日に何度も嘔吐するようでしたら注意が必要です。食べ物には十分にきをつけて、鮮度のいいものに変更したり、ダックスープのような消化のいい栄養食を与えるのもいいでしょう。慢性病としては「すい炎」が考えられますので、慢性的な症状の場合は治療が必要です。

 毛の生え代わり時期には、毛がのどを刺激するためにわずかに嘔吐したりします。嘔吐物やうんちに毛が混じっていないか確かめてください。この場合は毛玉除去剤が役にたちます。抜け毛が多い時期はラクサトーン毛玉除去剤を定期的に舐めさせることをおすすめします。放置しますと毛玉が溜まり腸閉塞をおこすことがあります。

 
 (腸閉塞のフェレットから摘出された毛玉-実寸サイズ)

 風邪、ストレス性下痢、消化不良の下痢、腸炎には「ビブラマイシン」抗生剤などが日本でよく使われます。フェレットにも安全度の高い薬です。自宅療法では「ビオフェルミン」(乳酸菌製剤)が整腸効果を高めるようです。薬の投与は獣医さんの指示に従うようにしましょう。

 まれに食餌性アレルギーの体質をもったフェレットがいます。フードに使用される素材の一部や添加物にたいして反応し軟便が続くというものです。食べ物に問題がなく、動物病院で検査しても異常がない場合はアレルギーを疑ってください。フードの銘柄を変えることによってすぐに改善されます。

 今までフェレットを飼育していたところへ新しいフェレットを迎えた場合、ストレス性や雑菌性の下痢をおこすことがあります。(お迎え症候群)。新しいフェレットが新しい環境になれるまで(最低1週間)は、接触をさけて飼育する必要があります。下痢が続く場合は、動物病院でアモキシリン整腸剤をもらって飲ませるのが一般的な治療。他に、前からいるフェレットを接触を避けて飼育したり、ケージの消毒、寒くないように保温する、消化のよいダックスープを与える、フードの銘柄を変える、一回の食事量を少なく1日の回数を多くするようにする、アレルギー原因になりやすいトイレの砂を変える、等の対応も必要になるかもしれません。

 嘔吐については、風邪等の感染症、胃潰瘍、インスリノーマの低血糖時の症状、肝機能障害の症状でみられることがあります。ひどくなると黄疸の症状も出ることがあります。早めの治療を必要とします。

毛球とは?
フェレットは猫と同じように体をグルーミング(毛繕い)する動物です。グルーミング時に被毛を飲み込んでしまいます。 飲み込んだ被毛は、食道を通って胃や腸に蓄積され、徐々にからまって大きくなり、毛球になってしまいます(毛球は胃や腸では消化できません)。

毛球を予防するには?
毛球は、春・秋の換毛期やストレスが多いときに発生しやすいようです。 毛球を防ぐには、適切な食事の摂取やストレスの緩和、ブラッシングなどによって、軽減できるといわれています。

毛球が引き起こす症状って?
胃や腸などの消化管内で毛球は大きくなっていきますと、嘔吐を繰り返したり、食欲がなくなったり、下痢や便秘などの症状を引き起こす場合もあります。

ラクサトーンについて
ラクサトーンは消化管内のクリーニング作用があります。消化管内に溜まった被毛や毛球を押し出し、フンと一緒に排出する働きをします。
また毛球は、タンパク質の粘膜でおおわれているため、ほつれにくく、どんどん大きくなってしまいます。タンパク質分解酵素が、毛球の表面をおおっているタンパク質の粘膜を溶かし、毛球をほつれやすくし、腸管の壁面から被毛をはがします
排出された被毛の表面に薄いゼリー状物質が付着することがありますが、これは水溶性食物繊維で、ラクサトーンよって被毛が消化管内をスムースに通過したことを意味します。
ラクサトーンには不溶性食物繊維を配合しているため、糞中に適度の水分が含有されるので少し下痢っぽくなります。また被毛が消化管内にこびりつくことがないクリーニング効果を発揮しますので予防としても使えます。


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タバコの中毒

 タバコの吸い殻を囓って中毒をおこす事故がよくあります。未使用のタバコ、吸い殻、灰皿などの吸い殻の水に浸透された液などで後者になるほど重度の症状になりやすいです。ですから、動物がいる部屋で吸わないこと、吸い殻を放置しないことをおすすめします。

 緊急処置は、コバルジンとかネフガードとかクレメジンという腎不全の薬が代用で使えます。本来、尿毒症の治療のために食餌中のたんぱく質と活性炭が吸着して吸収するたんぱく質量を減らす目的で使用されるのですが、中毒時に飲ませると、中毒物質と吸着して、解毒作用はありませんが、誤食した量を減らすことができます。

 自宅での応急処置となると、フードを水で薄めて溶かして強制給餌するといいでしょう。

 動物病院では、コバルジンとかネフガードとかクレメジンと強肝剤や解毒剤を併用して治療します。ニコチンは体内のビタミンを奪うのでビタミン剤の同時投与も行います。

鉛中毒

急に下痢になる胃腸障害、原因不明の神経障害(発作や痙攣)などの症状の原因として「重金属中毒」があります。これは塗装してあるケージを囓るのが原因です。亜鉛の摂取による中毒です。動物病院にいってもなかなか原因がわからないのでやっかいです。とくにケージの網をかじって塗装がはげていたら、塗装を飲んだかもしれないと獣医さんに伝える必要があります。注射と投与で治療しますがなるべく早い処置が必要です。また塗装ケージの使用始め時はよく観察して注意してください。


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