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フェレット飼育基礎知識 |
![]() ケージ、寝床、水入れ、 トイレ、フード、おやつ、 栄養剤、ケア用品、おもちゃ |
![]() しつけ(トイレ・噛み癖) 入浴、爪切り、手入れ |
![]() 家の中で飼う場合 気をつける病気 他の動物との相性 フェレットの多頭飼い |
飼育上の注意点
−−家の中で飼う場合−−
ほとんどの方がお部屋で飼育されていますが事前にお部屋の環境を見直しておくことが必要です。フェレットは猫よりも破壊的ではありませんが、どこにでも潜り込むのが大好きです。ですから、もし放し飼いにするのならば、フェレットがけがをしたりしないように、また、物を壊されたりしないように工夫する必要があります。
お部屋から外へ出ていけるような隙間や穴などに注意しましょう。また高層マンションの場合は窓から転落しないようにも配慮する必要があります。水の入った浴槽も溺れる危険がありますので近寄らせないようにします。
フェレットは小さい物を盗っていって、椅子や家具の裏に隠しておくのが好きです。スポンジや柔らかい弾力のある物を噛むのが好きなので、そういった物は手が届かないようにしておかなければなりません。そうしないと、それらの破片を飲み込んでしまうかもしれません。
(狭い場所に入り込んだりしやすいので注意。また足にじゃれるので踏んでしまうことに注意)
手の届く範囲の箱やバッグ、ごみ箱には潜り込まれるでしょうし、観葉植物の土は穴掘りをしてしまってなくなってしまったり、カーペットを引っかいたりすることもあります。
もちろんこれらの癖はフェレット一匹一匹で異なりますが、お部屋の配置を工夫しておくことはよいことでしょう。
(洗濯機の下に潜らないようにガードを取り付けたり、排水溝の穴に網をつけたりすることが大切です)
−−気をつける病気−−
フェレットにとって一番気をつけなくてはいけないことは、ジステンパーにかかった犬等から病気を伝染されることです。これは治療法がないので事前に予防接種を動物病院でしておくことをお勧めします。第1期予防接種済みでもなるべく早めに2期以降を獣医師の指示のもとで受けることになります。
次にフェレットは低温には比較的強いが、高温に弱い動物です。屋外では飼育しないで、室内で飼育してください。暑い車の中や暑い締め切った部屋にフェレットを取り残さないでください。暑い夏場はエアコン等を利用して快適な環境にしてあげてください。
参考資料「フェレット夏対策」
人から風邪やインフルエンザをうつされることがあります。動きが鈍くなり、水をたくさん欲しがります。鼻水で息苦しいときは、ハーブエキスの「フェレットレックス」で症状をやわらげてあげてください。また補助栄養剤(フェレットバイト、フェレットーン)が役にたちますが、風邪がひどいか数日以上症状が続いている場合は獣医さんに診てもらってください。冬にも保温に注意してあげてください。
参考資料「フェレット冬対策」
野生のフェレットは夜行性ですがペット用に繁殖されたフェレットはあまり影響はなく飼い主さんの生活パターンに合わせるようになったり、よく寝ていたりします。遊んで欲しそうなときに遊んであげてください。ただ、夜遅くまで照明をつけたままですとホルモンのバランスが崩れることがある(副腎の病気はホルモン系の病気です)ので、規則正しい生活を飼い主さんが送ってください。
−−外へのお散歩−−
暑くなく、寒くない日であれば、お散歩も可能です。ただし迷子にならないように、首輪、名札、リードを使用しましょう。安全を配慮しながらでしたら草原や公園で遊ばせてもいいでしょう。ただし、ノミを拾ったり、落ちているものを食べたり、脱走したりと、誘拐されたりと事故もおこりやすいので、気を付けてあげてください。とくに野良犬が徘徊するような場所では、ジステンパー感染に注意しましょう。事前にワクチンやノミ予防をしておくことをおすすめします。またお散歩から帰ったらシャンプーしたりして清潔にしてあげてください。
−−他の動物との相性−−
犬や猫とはほとんどうまくやっていくようです。ハムスターとも共存している例もありますが事故も多いです。鳥や魚とはうまくいかないようです。フェレットの手の届かないところで飼う配慮が必要です。フェレットはじゃれて遊ぶのが大好きです。鳥や魚にじゃれたら結果は想像できますね。また獰猛な大型犬とは一緒にしないほうがいいと思います。
犬や猫についてはゆっくりと知り合いにさせていってください。最初の出会い方が悪いと共存が難しくなります。いきなり他のペットを紹介する前に、新しい動物にはテリトリーを探索する機会を与えてください。両方の動物を抱いて、一日に数回、お互いに臭いをかがせるだけにしてください。1週間後くらいに彼らがお互いに慣れたようであれば一緒にして、自由に相互作用させてみてください。しかし、しばらくは彼らをしっかりと見守ることが必要です。相性がわるく共存できるのに半年もかかった例もありますので注意が必要です。
−−フェレットの多頭飼い−−
他の動物の時ほど心配は必要はありません。すぐに仲良くなります。(相性が悪くて仲良くなるのに数ヶ月かかったという例もあります)。しかし最初の出会いは配慮してあげてください。しばらくの間は別々のケージにいれて隣同士においておき、1日に数回、飼い主が見守っている中で一緒にさせてあげるのがよいでしょう。使っているタオルや寝袋、ハンモックを交換して臭いに慣れさせるのも方法です。ゆっくりと仲良くさせてあげてください。最初のうちは自分の優位性を主張しようと噛み合ったり、戦闘ごっこして遊んだりしているうちに手加減を忘れる場合がありますのでしつけてあげてください。とにかく最初のうちは目の届くところで一緒にしてあげてください。仲良くなったら一緒のハンモックで寝たり、じゃれあって遊ぶ姿を見るのはとても楽しいものです。うんちの量は2倍になりますが。それから平等にかわいがってあげてください。かまってもらえない子は嫉妬したりストレスがたまったりします。もし初めてフェレットを飼う方ならば最初から多頭飼いはやめた方がいいでしょう。最初は1匹から始めた方がしつけもうまくいくようです。フェレットはとても社交的ですので、 遊び仲間がいるとストレスも溜まらないので人に噛むことも少なくなり、楽しい生活になります。
フェレットの遊びは人間が思っている異常に過激な場合があり飼い主さんは、びっくりされると思いますがこれがフェレット遊び方です。フェレットは遊びが大好きな動物ですが、ケンカは滅多にしません。ただし、お互いに体格差や年齢差が生じると片方の子に負担がかかってしまう場合があります。特に新入り子が新しい環境に慣れていないの場合は、できれば少しの間(新入りの子がドライフードに完全になるまで)は別々のゲージで飼育してあげてください。フェレットの成長ははやいので、生後3ヶ月にもなれば、同等に遊ぶことができます。また先住の子と新入りの子が違うファーム出身の場合は「お迎え症候群」にも注意してください。食欲不振・下痢・軟便の様子があればすぐに獣医師の診断を受けてください。
多頭飼育がうまく行かないケースはまれですが実際にはあります。ほとんどが個体差による性格によるものです。古株の子が複数飼育にまったく慣れていない子で育った場合で飼い主さんを独占できると思っている子(これはオスよりメスにおきやすい傾向があると言われています)が新入りを攻撃してしまうというパターン、そして人間にも他のフェレットにも攻撃的な行動をとるパターンがあります。噛みついて離さない、ケージから追い出そうという仕草をとります。こういった場合は別々に飼育する必要があります。よく首に噛みついて離さないということがおきますが、噛まれる子の首にビターアップル(苦みスプレー)を吹きかけて噛ませる学習をさせるという方法もあります。
複数飼育する前にお見合いさせるのも相性をみるポイントです、しかし店と家では態度を変える場合もあります。複数になることでトイレのうんちも2倍、エサも2倍になります。また古株の子が嫉妬で機嫌を悪くしたり、粗相したり、噛んだりということもおきることがあります。古株の子を優先してかわいがることも重要です。遊ばせるのは第2期のワクチンと健康診断も済んで体の大きさが同じくらいになってから遊ばせるのがいいです。差があるといじめられたりすることがあります。ケンカするからといっていつも仲裁しているとずっとケンカを続けることがあり、放置して思いっきりやらせたらすぐに仲良くなるというケースもあります(ケースバイケースです)。複数飼育はお互いがとても仲良くなってじゃれて遊ぶようになるので、あえて飼い主さんが遊ばせなくても見守るだけでよくなります。
フェレットの発情、繁殖、出産、育児、ベビー飼育方法については資料室を参考にしてください。
参考資料「繁殖・出産」