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飼うために必要なもの
ハリネズミの飼育に必要なものを大きく分けると下記の通りです。
飼育ケージ
ケージは、高さよりも底面積にゆとりのあるものを選びましょう。底が深いケージを選ぶと、よじ登り防止になりますし。敷材が外に出にくいので便利です。
理想サイズは底面積が600x900mmだと言われております。
側面網をよじ登る場合は危険を防ぐ為にアクリル版を内面に配置しましょう。
底網はハリネズミの細い脚や爪を引っかける恐れがありますので、使わないようにしましょう。敷材として木材チップやペットシーツを敷くと良いです。通常ケージは風通しが良い反面、保温性が少ないので、冬場はヒーターを設置するか毛布などでケージを覆うと良いです。当店では、安全性の高いハリネズミケージやハリネズミに使える小動物ケージを厳選して販売しています。
水槽や衣装ケースをケージとして使う場合は、湿気がこもらないように天井部分を金網にするなど風通しを良くしましょう。
湿気がこもるとエサや敷材にカビが生えたり、ハリネズミの肌にも良くありません。
ケージによっては柵の網目に指や脚をひっかけてしまうこともあります。安全面をよくチェックして、事故防止を心がけましょう。
参考画像(左)/レクタングル710R(ラビット) サイズ/715x450x430mm
参考画像(右)/デュナマルティ〜Duna Multy〜 サイズ/710x460x315mm
巣箱などの隠れ家
ハリネズミは臆病な動物の為、ケージの中には必ず隠れることが出来る場所を作ってあげましょう。
うさぎ用かチンチラ用の木製巣箱を入れると良いです。巣箱はハリネズミの成長に合わせてゆとりのあるサイズを選びましょう。
中で排泄しても不衛生にならないように、底板が外せる巣箱がおすすめです。
寝袋はハリネズミの爪がひっかからない素材のものを使って下さい。
海外ではフリース素材で作られた専用寝袋も存在します。もしハリネズミが布を齧って繊維を食べてしまう場合は、使用を中止して下さい。
また、寝袋が排泄物で汚れたままにならないように、定期的に交換してあげましょう。
上記以外にも素焼きの植木鉢を倒して置くのもいいでしょう。爬虫類や観賞魚用のシェルター(岩や石でできたもの)を置くと、登り降りした際に多少は爪が削れて伸びすぎの防止に役立ちます。
敷材
齧っても問題がないもの吸収性が良いもの、アレルギーが出ないものを選びましょう。
『干し牧草』は吸収性があまりよくありませんので、ケージ内の一部分に使うと良いです。また、木材チップの中には『針葉樹』と『広葉樹』の2種類があります。
『針葉樹』は吸収性が良いですが、ハリネズミがアレルギーを起こすことがあります。出来るだけポプラなどの『広葉樹』のものを使いましょう。
※針葉樹(スギやマツ)には芳香成分のフェノールという揮発物質を含み、アレルギー症状を起こし呼吸によって体内に吸収されたあと、肝臓や腎臓に悪影響を及ぼすことが知られております。
参考画像/広葉樹マット 内容量/7L入り メーカー/三晃商会
紙の砂も良いですが、餌がしみ込んでハリネズミが食べてしまうようなら使用を中止して下さい。細かな埃が出ないもの、濡れて固まらないものを選びましょう。紙製はほこりが出にくいので、飼い主さんがアレルギー体質の方には最適な敷材になります。
参考画像/小動物紙の砂 メーカー/販売元/(株)ペパーレット
ペットシーツを敷くのは、ベビーの場合には、とても最適です。便の状態をチェックしやすく、木くずなどが食器に入って誤食を防げます。とくに環境がかわったばかりのときには、とてもいい敷材です。ペットシーツを破って、食べてしまわないよう注意が必要です。特にシーツ内部の吸収体を食べてしまうと、腸内で吸収体が膨張し詰まってしまいます。また、ハリネズミはシーツの下にもぐり込むことがあり、一度もぐってしまうとなかなか出てこない…ということもあります。ポリマーの綿が体につくとかゆがることがあります。シーツを敷く時は、じょうぶなものを選び、もぐられないように、緑の養生テープなどで周りを貼っておくと良いでしょう。
シーツを掘ってしまうハリネズミには園芸用メッシュをケージサイズに切って張り付けるといいです
新聞紙を使う場合は広げて底に敷くか、ちぎったりシュレッダーにかけて細くしたものを敷く方法があります。シュレッダーにかけるときは足にからまる事故を防ぐため、長くなり過ぎないよう注意が必要です。インクの毒性が気になるところですが、現在は植物性のインクが用いられているので安全性の面ではそれほど心配ありません。汚れを吸収しにくいので、デメリットもあります・ペットシーツと同様に、新聞紙の下にもぐり込もうとする固体もおります。
コーンリターというトウモロコシでできた粒の敷材がありますが、ハリネズミが良く食べてしまい、腸閉塞の可能性が高いのでおすすめはしません。ご注意ください。
猫用や小動物用のトイレ砂を敷材として使うことも可能です。その場合は万が一齧っても安全な“おから製”のものを使うと良いでしょう。トフカスサンドという商品は、化学物質を含まず、食べても安全なので、ハリネズミに使用できます。
参考画像/トフカスサンドK 内容量/7L入り メーカー/株式会社ペグテック
人工芝をケージ底に敷くこともできます。通気性がいいので夏には有効です。欠点は、芝の中に糞便が入り込み、お掃除が面倒になったり、爪が伸びやすくなったりします。
エサ皿と水入れ
エサ皿はひっくり返しにくい重みのある食器を使いましょう。
プラスチック製のものは傷がつきやすく細菌増殖の温床となりますので、ステンレス製や陶器製のものがおススメです。床材が入るのを防ぐ為、ある程度の深さが必要ですが、あまり深いものはハリネズミが食べにくくなるので注意しましょう。
水皿はひっくり返したり、床材が入って不衛生になりやすいので、できるだけ早くから給水ボトルを使えるようにしておきましょう。もしお皿で与える場合は、ある程度深さと重さのある食器を選んで下さい。床材や排泄物、食べ物などが入って水が汚れたら、こまめに交換しましょう。
参考画像(左)/ハリネズミディッシュ サイズ/高さ3.5cm直径7.5cm 発売元/SBSコーポレーション
参考画像(右)/ウォーターボトルスモールミニ 容量/70cc メーカー/マルカン
冷暖房グッズ
ハリネズミの飼育環境は暑すぎても寒すぎてもいけません。
冬場はケージ内にペット用のパネルヒーターや保温電球を用意しましょう。パネルヒーターはハリネズミが乗った部分が暖かくなり、電球は周囲の空気を暖めます。
※ヒーターは低温火傷や汚れを防ぐ為、ペットシーツか布を巻いて使うと良いです。
参考画像/うさ暖(フラットヒーター) サイズ/23x16x1.45cm メーカー:マルカン
夏場は大理石の板や陶器のお皿を入れて置くと、上で寝そべって涼むことがあります。特に大理石は熱伝導が一番低くひんやり度が持続するため、夏の快適補助グッズとして多く出回っております。
参考画像/ひんやり大理石 サイズ/19x23x1cm メーカー:SBSコーポレーション
運動用のおもちゃ
ハリネズミは犬や猫のようにボールを転がして遊ぶことはしませんが、ただ何もせずケージに入れておくだけでは運動不足になります。また狭いケージに入れた状態が続くとストレスに繋がります。基本的に広いスペースを自由に歩かせることで運動になります。ですが、自由に歩かせる際は危険な場所へ行ってしまわないよう飼い主が見守る必要があり、夜行性の彼らを一晩中見ていることは簡単に出来ることではありません。
ハリネズミの運動としてケージ内に回し車(ホイール)を設置する方法があります。回し車はハリネズミの背中がこすれないように、出来るだけ大きめのサイズ(直径30cm以上のもの)を用意しましょう。トンネルおもちゃもくぐって遊ぶいいおもちゃです。ケージ内が退屈にならないように工夫をしてあげてください。また歩いたり、回したりする運動は健康上とても重要です。
金属製やスチール製の回し車をさせてあげると、爪の伸びすぎ防止にもなります
運動のためおもちゃは大切です
ハリネズミは運動することで腸が刺激され、回し車を回しながら排便することがあります。
回し車が汚れたら定期的に洗うようにしましょう。ただし、慣れてくると排便はしなくなります。
金属製やスチール製の回し車の場合は、オシッコにより錆びが生じることがあります。
上右図のようにペットシーツを巻いて汚れ防止としても良いでしょう。
ホイールに登れる踏み台とホイールの下はトイレという工夫。
中には回し車を警戒して遊ばないハリネズミもいます。
ハリネズミが回し車に乗った時に「面白い」と感じなければ遊びません。その場合は無理に回し車を設置しても意味がないので、ケージを大きめなものにして中でたくさん歩き回れるようにしてあげましょう。
回し車には金属製のものとプラスチック製のものがあります。金属製のものは強度が高く長持ちしますが、値段は高めです。プラスチック製のものは値段は手頃ですが強度は低めです。まだ慣れていないうちはプラスチック製のものから試してみるのがおススメです。
メッシュタイプのホイールは足を挟む事故が多いのでシートを貼るのもいいです。
ハリネズミの中には、エサを食べずに、回し車をずっと回し続けてしまう子がまれにいます。その場合は、遊ばせる時間を決めて、取り外しをするのがいいでしょう。あるいは、お部屋で歩かせることで運動不足を解消させてあげてくいださい。
掘れる場所を作っても楽しいです。砂場や粒上の床材などあれば掘って遊びます。しかし、誤飲したりすることもあるので様子を見ながら判断してください。砂の種類によっては性器にくっついたりしますので、化学物質はさけてください。ケガを避けるため、10cm以上の高低差はつくらないほうが安全です。
ボールやトイレットペーパーの芯で遊ぶハリネズミ動画(Youtube)
最近ではアクリルケージも人気があります。
汚れや臭いが外に出ない楽しい地下室つきの高級アクリル飼育ケージ
作成: SBSコーポレーション