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フクロモモンガの健康と病気
フクロモモンガは元来とても丈夫な生き物で、間違った飼育をしない限り病気にはなりにくいですが、栄養のバランスが乱れた食餌、過度のストレス等を与え続ける事により病気になりやすくなります。 また フクロモモンガは抗生剤に過敏に反応する場合があります。 体重から正確な投与量を計算するとともに、強い作用のあるものはなるべく避けるようにします。 抗生剤の作用で腸の動きが悪くなることがあるので、乳酸菌製剤を同時に与える必要があります。 お薬をどうしても飲ませる必要がり、なかなか飲んでくれない場合は臭いの強い物や甘味の強い物に混ぜて飲ませるとうまくいくようです。 フクロモモンガの主な病気は栄養疾患が多く、その為にもバランスの取れた食餌管理が必要になります。 ■フクロモモンガの症状と考えられる原因 あくまで考えられる原因の一例です。必ず獣医のもとで正しい診断を行って下さい。
フクロモモンガは食欲不振よりも偏食が多い傾向があり、原因も多種多様です。病的で深刻な食欲不振もあれば、緊急性を伴わない食欲不振もあります。食欲不振になってしまった前後の症状を良く観察して獣医師の診断を受けかどうかの判断基準にされると良いでしょう。
※下痢には病気以外の原因(ストレス・餌の劣化・餌によるアレルギー・床材によるアレルギー・温度変化など)で起こる場合もあります。まずは飼育環境の見直しと改善を心がけましょう。
育児袋が炎症で赤くなることがあります。お手入れのときに雑菌で炎症をおこすことがあります。また、袋の中でベビーが死亡した場合も同じ現象がおきます。かゆがっていたり、すごく気にするようでしたら、動物病院で確認してもらいましょう。妊娠の可能性がなくて、少し赤いだけなら様子をみてもいいでしょう。 フクロモモンガは果物などのナマ餌が多い為、便の形態が不安定です。またミルクを与えると健康でも軟便になります。手の上に乗せていると肛門が刺激されて排便される便は軟便でも異常ではありません。水っぽい下痢便に注意してください。 正常な便の形状はバナナ形で、指で軽く摘むと潰れ臭いは少ないです。色は薄茶〜こげ茶・黒(食べている物により変化する)です。異常な便はペースト状〜水様便、悪臭(生臭さ)を発します。また尿道・肛門付近や生殖器周りが血や分泌物で汚れている、または、それらが敷材に付着している場合、内臓系疾患や生殖器系疾患、泌尿器系疾患が考えられます。 これらの疾患は重症化しやすいので、早急な処置が必要です。また一部の内臓疾患は人畜共通の感染症があります。 左は正常便、右は軟便(刺激されて排泄された正常便) 下痢が続いたり、消化できないものを食べると脱腸(または脱肛)をおこすことがあります
フクロモモンガは栄養不足による脱毛が多々発症します。それらは環境や食事内容の改善により治る場合もあります。しかし、成熟したオスのフクロモモンガの頭部と胸部の脱毛は臭腺によるものなので、病気ではありません。メスでも臭腺分泌物の過剰分泌で頭が脱毛することがあります。 金属ケージの網が錆びると、接触するお腹が炎症をおこして脱毛することがあります。ケージはよく洗浄して錆びないようにお手入れが必要です。錆びの出ないアクリルケージを使用するのもいいでしょう。 手作りのエリザベスカラーで皮膚治療中
フクロモモンガの呼吸器疾患の発症率は比較的高く、初期症状は鼻水とクシャミなどです。 細菌性・原虫性・カビ類・ウイルス・寄生虫などが原因ですが、ストレスや温度変化、殺虫剤の毒刺激でも発症することがあるので、飼育環境や食餌管理の見直しも大切です。食欲不振は体力が極端に落ちますので、好きな餌や栄養剤を与えます。
フクロモモンガは爪の伸びすぎによる脚の怪我が多い為、爪は伸びすぎないように定期的に切り、布などがひっかからないように配慮します。また、運動不足やカルシウム・タンパク質不足によるストレスで、自分の足を噛んでしまうこともあります。万が一ケガをしてしまったら、早めに獣医師の元で治療を行って下さい。手作りのエリザベスカラーを獣医さんにつけてもらいます。長期間放置することだけは避けましょう。
性成熟したオス同士を同じケージに入れると、必ずケンカします噛み殺すこともありますので、同居させないようにます。下記の写真は他のオスに噛まれた傷です。 |